コロナの蔓延で2019年以来日本に来られなかった、ウィーンの帽子ブランド「Muehlbauer(ミュールバウアー)」のクラウス・ミュールバウアー氏が来日します。このブランドのデザイナーが来場するトランクショーの開催は4年ぶりです。
10月にはメガネでも「Ahlem」と「lazare studio」のデザイナーが来日してトランクショーを行いますが、「グローブスペックス」の伝統でもあるデザイナーがいるトランクショーを帽子でもようやく再開します。
2023-24年秋冬シーズンの「ミュールバウアー」のテーマは「Cloth(布地)」。スカーフに着目し、これを帽子に取り付けてデザインの一部にしたり、帽子と合わせたスカーフを別でも提案しています。防寒の意図も当然ありますが、帽子の後ろに少し隠れて見えるファッションスタイルとしても提案しているのです。
私が選んだのは共地でネイビーとブラウンの細かいチェックの帽子とスカーフを組み合わせたタイプです。被ってみるとこんな感じになります。
帽子自体はバケットハットのタイプですが、スカーフを組み合わせたことで非常に面白い効果が出ています。スカーフを後ろでまとめれば、通常のバケットハットのようにも被れます。
今回も100タイプほどのデザインがウィーンからやってきます。すべてお試しいただくこともできますし、異なる色を注文することも可能です。帽子は頭の大きさを測ってピッタリにも、少しゆとりを持たせて作ることも可能です。今回ご紹介するサンプルの一部はこんな感じです。
「Muehlbauer」は4代続くウィーンの帽子ブランドで、伝統的なものを作ってきた一方でクラウスの代になってからは今回のようなクリエイティブなチャレンジも毎年行ってきました。その結果としてオーストリアのアートと文化の発展を奨励する省庁「Austrian State Secretary for Art and Culture」より、「Muehlbauer」の卓越したアーティスティックな創作活動の数々を讃え、「the Out-standing Artist Award for Experimental Fashion Design of the Federal Ministry of Art」という賞を授与しました。
このブログで紹介している創作的なデザイン以外にも、ハンチング、ベレー、キャップ、ツバのついたフェルトやウールのタイプなど、オーセンティックな帽子の数々を紹介するクラシックコレクションもあります。
似合う帽子のアドバイスをデザイナー本人から受けて、買うことができる貴重なイベントですので、ぜひお越しください! 各店ともイベントへの参加は予約制となっていますので、来場希望の方は以下の開催要項を確認していただいた上で、来場希望の店舗に希望のセッション時間をご連絡ください。開催日程は以下の通りです。
日にち:10月28日(土)
場所:グローブスペックス渋谷店
住所:渋谷区神南1-7-5 1階
電話:03-5459-8377
日にち:10月29日(日)
場所:グローブスペックス代官山店
住所:渋谷区猿楽町11-19 アルファーストII 1階
電話:03-5459-3645
日にち:11月2日(木)
場所:グローブスペックス京都店
住所:京都市中京区場之町586-2 新風館1階
電話:075-241-0876
各店ともイベント開催のセッション時間は以下の通りです。
第1回 11:00-12:00
第2回 13:15-14:15
第3回 14:30-15:30
第4回 16:00-17:00
第5回 17:15-18:15
とてもオシャレでクリエイティビティにあふれる「Muehlbauer」の帽子を楽しみに、ぜひイベントへご来場ください!