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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

100年後の世界

 前回ポストした街路樹の件がわかったのでここでシェア。要するに八幡通りの歩道下に通っている下水管を撤去、交換するのに木が邪魔で伐採したということだった。さっき工事している現場の監督から聞いた。さらにこの先、山手線に高架している通りの橋も掛け替えるのだとか。渋谷南の再開発に関連しているのかもしれない。この駅南側の開発地区の囲いも日々高くなっている。渋谷からまた空が奪われて、さらに醜悪な街になるのだろうか。これから人口が減っていく日本。難民も移民も受け入れないこの国でこんなにがんばって開発しているが、50年、100年後のことは考えてないのかなと思わざるを得ない。公園都市とか散歩したくなる街づくりというグランドデザインの発想はないのだろうか?

 東京一極と言われて久しい。皇居をそもそもの京都に戻したらいいとか、企業は地方へ散るように法人税法を変えればいいなどの議論も過去にあったみたいだが、まったくもって動かない。

 少し前、Googleが福岡に拠点を作るというニュースを読んだ。詳しくはわからないのだが、さすがシリコンバレーの企業である。アメリカでは本社がニューヨークやワシントンになくてもいいのである。彼らのような外資がアジア拠点として東京を選ばず、暮らしやすく文化度の高い地方都市に居を移したら初めて東京集中がなくなるかもしれないなんて思った。よくもわるくも外圧がないと変わらないのがこの国だ。

 先日これを読んだ。

「世界100年カレンダー 少子高齢化する地球でこれから起きること」。

 未来の暮らしのグランドデザインができる政治家の登場を望む。

 

 

 

 

 

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