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BLOG - 猿渡大輔(グラフィックデザイナー)

“The Cavalry Has Arrived.”

 

スターウォーズ『Bad Batch』のファイナルシーズンとされるシーズン3も来週で最終話。
公表されている最終話の英題は『The Cavalry Has Arrived.』で、これはレッカーの印象的な名台詞ですが、CWの最終シーズンで初めてバッドバッチが登場した際、シャトルから降りて発した第一声でもあります。作中で最初に発した台詞をタイトルに冠した最終話。本当に終わっちゃうんだなあという感じがします。

 

行動原理や思考がシンプルで、腕は超一流、方法は自分達の好きなように、というとても愉快な分隊である一方、仲間以外には不遜な態度をとったりもするようなひたすら我が道を行くグループだった序盤のバッドバッチ。
得意な仕事を好き勝手に楽しくしているようでも、実際はその環境も仕事も地位も与えられたものであって、いざ大きな組織から離れてしまえばこれまでのような仕事のしやすさはないし苦労もたくさんする、というのがシリーズの流れ。
映画だけだと簡単に転換しているように見えても、共和国から帝国への過渡期、その変化に適応できずに葛藤を抱えて離脱していった人が末端にはたくさんいたわけです。

 

守るべきものができたり大切なものを失ったり忠誠心の拠り所に悩んだりを繰り返したいまのバッドバッチは少し顔にも雰囲気にも性格にも影が差していて、同時に昔は無意識に蔑んでいた相手に対してもリスペクトをもった接し方をするようになっていたり、なんか社会に揉まれて良くも悪くも大人になっていく人の段階をみたような感覚があります。
大きい会社で無双していた超しごできサラリーマンがそれまで仕えてきた組織に疑問を持ってそこを去ることを選ぶも、思い通りにいかないことも多く、自分て何ができるんだっけ、何を頑張ればいいんかな、と悩んで、壁にぶち当たりながらなんとか自分の目的を見つけて自立してやっていく、みたいな。
その結末が救いのないものだと辛いので、酸いも甘いも味わって大人になった先で手に入れるハッピーもあるんだねよかったねという終わりを願うのみです。

 

そもそも残り1話で回収しきれるのか、終われるのかというところもあるんですが、海外のサイトの意見を見てるとこの続編としてレックスとエコーが主役のスピンオフ(何重のスピンオフ?)が始まるという説もあり。はて。

 

そんな、なんだかんだいろいろ振り回されても5月4日が近づくにつれ結局気持ちが昂ってしまう哀しきファンの端くれです。

 

 

 

 

今年度は東京以外の各地に伺う仕事が増える雰囲気なので、各現場に威勢よく「The Cavalry Has Arrived!!💪💪」って感じで乗り込めるように準備したいと思います。
そういうプロジェクトの中にこの欄で紹介できるようなこともたくさんあると良いのですが。ないとこういう投稿になっちゃいます。

 

 

 

 

 

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