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BLOG - フイナム編集部

#bookcoverchallengeと古着のムック本。

はい、こんにちは。編集の石井です。

SNSで流行りのバトンリレー「#bookcoverchallenge」。お気に入りの本を1日1冊、7日間投稿するというもので、これが自分にもまわってきまして。で、本棚を漁っていたら昔読み込んでいた古着関連の雑誌が出てきたので思わず手に取ってページをペラペラ。懐かしさのあまりついつい見入っちゃいました。SNSでは投稿しませんでしたが、フイナムの古着好き読者も興味を持ってくれそうかな?と思ったのでこのブログで紹介しようかと。

いろいろあるんですが、個人的に一番参考にした『Boon』の古着関係のムック本、なかでも特に当時よく読んでいた4冊をピックアップしました。

『Boon EXTRA VOL.1 プロトタイプなジーンズ200』
タイトル通りヴィンテージジーンズを網羅した一冊。LEVI’Sはもちろんですが、Leeの101カウボーイの変遷が1938年モデルから確認できるのと、Wrangleもしっかり載ってるのが嬉しいですね。ディテールの移り変わりをわかりやすく表にしていたり、細かなディテールカットもキャプション付きで紹介(めちゃくちゃ細かい!)。いまこのレベルの本を作るとなるとブツ集め自体、困難なのでは。貴重です。

『Boon EXTRA VOL.4 DENIMディテールの書』
打って変わって、こちらはジャケットがメイン。見所はLEVI’SのLot.203 1928年モデルのデッドやS506XX 1941年モデル、S506XX 1944年モデルが解説付きで掲載している点でしょうか。他にもWranglerのGジャンを大きくフォーカスしていたり、ジップを深掘りしていたりと、他の雑誌ではなかなか見られない特集が組まれています。ウエスターナーやストームライダーのタグの変遷なんてのもあります。

『Boon EXTRA 永久定番コンバース』
1923年のコンバースが載ってます。すごっ。オールスターの歴史を当時の広告や年表を駆使しながら振り返りつつ、シュアフットやファーストブレイク、コーチ、サンドロットといったマイナーモデルなんかも。これ一冊でヴィンテージコンバースをディテール込みで一通り覚えることができます。ウエポン、スターテックなんかの80年代レザーバッシュやジョギングシューズもしっかり解説付きで載ってるし。ありがたや。

『Boon EXTRA リーバイスの歴史が変わる』
1890年製デニムの見開きドーンではじまる一冊。ほかにも1890年代〜1900年代製の博物館級のスーパーレアなものがチラホラ載ってたり。LEVI’S草創期から80年代の赤耳が無くなるまでを、写真も豊富にめちゃくちゃ細かく解説。LEVI’Sのヴィンテージ本の中でも、屈指の情報量ではないでしょうか。赤タブやリベットのみにフォーカスしたページまであるし、WWⅡの戦時物価統制局による通達文書まで掲載してるし。いま見てもエグい内容です。

どれも20年以上前に刊行されたものです。当時は古着の知識は知ってるが正義みたいな風潮があったので、とにかく読んで、古着屋に行っては現物を見て触って、んで買って覚えました(いまとなってはほとんど忘れてしまいましたが、、涙)。こういった知識があると「古着サミット」みたいな記事も一層わかり味が増すと思うので、興味がある方は探してみてください。おそらくフリマアプリやオークションサイトをディグれば出てくるかと。きっと楽しめるはずです。

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