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BLOG - 渋井勇一(RASSLIN'&CO.代表 / Mountain Martial Artsディレクター)

ブランド、9年目。(小商いのススメ)

自社ブランドを始めてから9年目に突入した。

本業はアートディレクション&グラフィックデザインなので、自分でブランド運営をするのはMOUNTAIN MARTIAL ARTSが初めてだった(前社やコンサルではブランド運営に携わった経験あり)。

ということもあり、これまではトライ&エラーの連続。おそらくそれは永遠に続くのだろう。でも、身を以て学んだことこそ、活きた知識と経験になる。大変だけどね。

さて。

様々なところで「多様性」が叫ばれる昨今。働き方もいろいろあっていいと思う。大手やメジャーブランドに携わるのも楽しいかもしれないが(前社時代はとても楽しかった)、小さいながらも自分で商いをするというのは、最高に楽しい。

今は小商いを始める環境は整っている。例えばブランド運営ならモノ作りはOEM屋さんがいるし、WEB販売(EC)はBASEなどすぐ始められるプラットフォーマーが揃っている。販売促進もInstagramやFacebookなどのSNSで充分。

実際、トレッキングカテゴリーには数多くのガレージブランドがあり、そうしたブランドが集まるイベントも大盛況。Instagramフォロワー数万人なんていうブランドもある。多様化は「働き方」だけではなく「提案」も同様。マーケットは成熟しており、提案次第では受け入れてくれるユーザーはいるはず。

反面、時代性に沿ったオリジナリティのある提案ができるか。ぼくが思うにそこが一番重要。

よくありがちなのが、「商いを始める」が目的になってしまうこと。始めたらもう目的達成。それはそれで自己満足にはなると思うけど、ぼくが意識しているのは「商いは手段であり、目的は新しい価値観の提案」。そこを差し違えると長く続けることは難しいと思っている。

先に書いたように、小商いを始めるハードルはそんなに高くない。でも、続けることは本当に大変。すぐに成功するのはなかなか難しいと思うので、中期的な資金と計画は超重要。夢は持ちつつ、現実から目をそらさない。で、あとは努力と根気次第。スキルは後からついてくる。

価値観の変化も速く、天災により何が起こるかもわからない。だからこそフットワークの軽さが大切な時代で、自分の判断でスピーディーに舵取りができるのは小商いの醍醐味。

DIstrictの森山さんがMMAのパンツをブログで紹介してくれました。

小商いの人たちはみんな思っていると思うけど、小商いを続けられるのも力を貸してくれる方々がいるから。ぼくも工場さん、取扱店舗さん、メディアやユーザーのみなさまのご協力があってこそ。そしてそこから得られる喜びも大きい。一人の力には限界があり、人の能力は思っているほど大きくない。

人生は一度。しかも何があるかわからない。安定もいいけど、小商いには変えがたい魅力があり、挑戦するのも悪くない。

という小商いのススメの話でした。(注:適性があります)

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