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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

フォレストゲート代官山

 東京の新築マンションの価格上昇が止まらない。どころか73年だかに調査を始めてからバブル期を経て、現在が最も高いという。バブルの頃でさえ庶民は家を変えないと嘆いていたのに、それ以上の価格。しかもバブルの頃と賃金は変わらず。これは無理ゲーですな。

 誰が買ってるんだろう。一部のお金持ちはもちろんだが、海外からの資金が多く流れてきているという話だ。相対的に見れば、東京の物件は欧米各都市に比べ安い。いわゆる投資マネーというやつか。

 不動産が好調なら、当然ディベロッパーも潤う。だからどうか知らんが、あちこちに再開発の計画が持ち上がり、ビルがニョキニョキ建っている。渋谷なんてもはや風景が変わってしまって知らない街になってしまった。

 足元の代官山も開発とまではいかないが、新しいビルがどんどん現れてきた。一番新しいのが隈研吾デザインのフォレストゲート代官山。駅至近の元東急アパート跡地などを統合して建てられた複合施設。昨日10月18日がオープンだった。

 オープン前からスーパーのザ・ガーデンやブルーボトルコーヒーが入ると聞いていたが、なんと昨日のオープン日には開店せず、12月営業開始予定という。なんだか仕切りが悪いというか間抜けというか。

 事情はわからないが、なにか大人の事情があったのだろう。

 ヒルサイドテラスと蔦屋書店以外は、なにをやってもダメダメだった代官山の商業施設である。期待半分不安半分と言ったとこか。

 

 

 

 

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