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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

勝訴、ではなくて無罪放免だ

 ついこないだ年が明けたばかりだと思っていたら、もう今週末からゴールデンウィークだ。年を取るにつれ、この時間感覚の歪みのような傾向は強まる。こういうのをジャネーの法則という。

 楽しいイベントを待っているのであれば、時が早まるのは嬉しいが、特に用事がないとなんだかなあという気にもなる。実はすこしワクワクするイベントを先々週済ませたから余計そうなのかもしれない。

 実は某所、とある外国へ出張で2年以上ぶりに行ってきたのである。アメリカ領と言っておこう。

 渡航前はどんだけ大変な準備が必要なのかと思っていたが、3月からルールが緩和されてさほどでもなかった。

 出国前24時間以内のPCR検査の結果を持って空港カウンターにいけば、そのままチェックイン。その紙とワクチン接種(自分の場合2回)を見せる行為が普段の手続に加わるくらい。その後は普通に出国、搭乗である。

 現地についても、その英文PCR結果を用意していたが、何も見られず何も聞かれず入国できた。しかも向こうは公共交通機関内以外はマスク着用義務はなし。みんな顔面を堂々と出して歩いて喋って、メシ食ってる。最初なんだか顔がスースーしたが、慣れると心地いい。以前はこれだったんだよね。

 帰国時は72時間以内に再度現地PCR検査。その結果をまた空港カウンターに見せればやはりここも従前と同じようにスムーズに出国できた。

 問題は羽田に着いてから。とにかくかなりの距離を歩かされ、所々の関所で用意した書類をチェックされる。正確に数えてないけど、4~5ヶ所あったかな。タッチダウンから30~40ほど歩いたり並んだりして、最後の検問のPCR検査場。唾液を提出し待つこと小一時間。自分の番号が呼ばれたら、カウンターに行って陰性だと無罪放免。全工程2時間弱であった。これだけ水際対策を徹底しているのはむしろあっぱれ。アメリカのあのいい加減さは果たして大丈夫なのだろうか。

 このゴールデンウィーク、外国へ出かける人も増えるだろう。参考になればと思い書いてみました。

 

 

 

 

 

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