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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

平成のアル・カポネ

 今朝役所へ行ってちょっとした手続きをした。もちろんマイナンバーカードを持って。

 朝イチで行って申し込み用紙に記入し順番札を取ったら2番目だった。すぐに窓口に呼ばれ、用件を伝え、書類を渡して席で待っていると、窓口で担当してくれた方がなんども質問をしに席までくる。正確には3回きた。そこまでで10分。

 違う窓口からぼくの番号が呼ばれ、マイナンバーカードの暗証番号を押すためだけの説明に5分。丁寧といえば丁寧だ。そして放免されるまで合計35分かかった。こういう手続きを簡素に短時間で行えるように作られたのがマイナンバーカードではないのか。むしろマイナンバーカードのために余計に時間、というか仕事が増えてしまったようだ。笑うしかない。

 ワクチン接種に関する稚拙さといいこの国のお役所仕事は最初から見直した方がいい。兵站とかそういう点では万日の長があるアメリカに教えてもらった方がよさそうだ。

 そのお役所からお触れのでている「平成の禁酒令」だが、スピークイージーなんで後ろ暗いものではない通常営業の飲食店のなんと多いことか。生活がかかっているのだが、飲食店側がそうするのは仕方がない。しかしマジメに営業短縮とアルコール非提供で踏ん張っている店と、「20時以降は現金で」といいながら補助金もらいながら通常営業、もちろんアルコール込みで大繁盛している店があるのは外野から見てもアンフェアだなとは思う。

 問題はやはりお触れの出し方、というか付け焼き刃的なコロナ対処に行き着くな。

 ところでこの間、大儲けした飲食店主たちは平成のアル・カポネと呼ばれるのだろうか。

 

 

 

 

 

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