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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

Honesty doesn’t pay

 戦力の逐次投入。まるで先の戦争のガダルカナルの戦いのようだ。1万を超えるアメリカ軍に対し、数に劣る戦力で向かって何度も跳ね返され、最後に大部隊で向かって行ったら、向こうはさらに軍備を増強していたというあの戦い。

 まったく同じことをこのコロナの戦いでもやっている。日本の官僚システムや政治システムはあの敗戦から何の教訓も得てないのか。

 で結局三度目の緊急事態宣言。

 それでも市井の民はしぶとくて、法の隙間を縫ってみんな楽しんでる。アルコール飲料の提供がなくなった都内の飲食店は、一部の命令に従わない店舗を除いては閑古鳥。しかし川を渡った隣県にあるお店は若者たちでごった返していたとか。この国の政治家や学者、そして官僚たちはウイルスは川を越えないと思っているのだろう。

 個人的に頭にくるのは、大手商業施設が休業に追い込まれ、店子である我々のようなものには休業補償がわずか2万円。飲食店の1/3である。デパート自体には20万というから、比べるとマシではあるが。

 補償金が欲しいわけではない。クラスターになったという証拠がないデパートや商業施設にまで行政が休業しろというのは、おかしいと憤っているわけだ。中途半端に商業施設は閉めたけど、川向こうの居酒屋ではぐでんぐでんの若者が大騒ぎ。その様を見ているとこんな言葉が頭をよぎる。

 正直者はバカをみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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