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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

気分が沈むのは、それは病気だからかも

 アルコール依存症は病気である。気合や根性、意志の力で飲酒を止められるものではない、というのが専門家の見方である。この病気で苦しんだ旦那さんを支えていたマンガ家の西原理恵子さんもこの件を声高に主張している。だから専門の治療院で正しい治療を受けなくてはならない。

 コロナ自粛のせいでやることがなくて酒量が増えたという人も多い。自分も5月なんていったい家で何本ワインボトルを空にしたのやら。

 鬱屈とした状態で酒量が増え、人ともあまり会わず喋らずという環境に置かれたら、人の心はすこしばかり歪んでしまう。お酒がなくても大差ないかもしれない。

 コロナの自粛で自殺者が増えると指摘していた専門家もいたが、いまそれが起き始めているようだ。

 ぼくも過去に身近な人を自死で亡くしている。決してそんなことをしない人だったと思っていたのに。だからこうした手段を取る人は、心の病気に苛まれたのだと自分に言い聞かせた。きちんと診断したり治療したりするセーフティネットがあればいいのに。

 日本の若者の死因の一位は「自殺」らしい。確かに若年層は病死しずらいとはいえ、他の先進国よりは高い水準だそうである。どうにかならないものかね。

 

 

 

 

 

 

 

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