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ストックホルムはだいぶ秋めいてきました。というかもはや軽く冬(気温9度)。2回目のメールは2021の師走、使いかけのノートが家中に散乱していて、時に偶然それを読み返してみると、過去の自分の思考との邂逅、という話と、質量があるものが最大限輝く再現性のない体験について、という2年前の今頃特に考えていたトピックについて。

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2021/12/03 12:08

さて、前回のメールから1か月が経ちまして、三日坊主にならないように色々とネタを書き留めておこう、と思ったら、そのネタ帳もどこかへmissing。全て形から入る僕は理想のノートとペンのセット、の探求をかれこれ10年ほど続けているのです。今も常に7種類くらいのノート+ペンのセットが身の回りにあって、至る所になんとなく良いことを書き留めるのだけども、その書き留めたノート自体が言葉と共に行方不明になる始末。時が経ち結果最初の数ページだけ書いたノートは子供たちのお絵描き帳になり、それを横で見ていると、昔自分が書いたページに遭遇。「あ、このフレーズ超いいじゃん!」となったりして、過去の自分との邂逅。家庭内インターステラー

師走です。今年はどんな一年だったでしょうか。プライベートも仕事も社会を包む陰鬱なコロナの空気で少し不透明、ということもあったかもですが、止まない雨はない、ということで、もう少しの我慢かな。

SRは平河町がもう少しでオープンで、その後も神保町の可能性があったり。
オムニは、フードメニューの改革がこれから進み、より滞在時間を長く、快適にするための挑戦に。
Bはここにきて底力を見せて、少しずつ盛り上がってきているとのことです。
メディアサーフは、東京、宮古島、山梨、静岡、などであるエリアに文化の生態系が留まり、一つのエコシステム、「ビオトープ」を構築するとしたら、ということを考えています。

兜6も来年の後半には開けられそうかな?K5とは真逆な形の、我々ならではのマイクロ複合施設、というものに再チャレンジです。
この場所では、デジタル化と効率化がもてはやされる陰で、人が持つ温度や質量の価値、手触り感など、定量化できないものたちの重要性、というものを探求したいと考えています。ステンレスでコンクリートで冷たくて、クールでカッコいい、という空間もあるけど、対比としての、人を中心においた、温度感とキャラクターと質量バリバリの個性豊かな有機的なスペースということを考えています。

結局人が作り出す熱気や代替できない体験の提供、ということを主眼において皆にとっての家のようなスペースにしていけると良いなと。そしてその家に近隣の人たちが隔たりなく遊びにくるイメージですかね。ここら辺はもう少しリサーチが必要かなと思いますが、方向性は少し見えてきました。また報告しますね。

私ごとですが、本来今月の中旬から20日間ほど日本に、と思っていましたが、オミクロンのせいで隔離義務のタイトになりまして、非常に残念ではありますがリスケとなりそうです。残念。こんなに日本に行きづらくなり、東京が遠く感じたのは初めてです。ただ、距離があって初めて見えるものもあるかと思うので、その輪郭を描き出す作業に没頭したいと思います。

では、次のこのメールは2022年の頭ですね。

まずは、良い週末を!

松井明洋 
AKIHIRO MATSUI
mediasurf.co.jp

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