CLOSE
BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

オスカーを見ての違和感

 昨日のオスカー授賞式。ロバート・ダウニーJrの受賞時の態度というかオスカー像の受け取り方は感じ良くなかった。やはり多くの人が違和感を抱いたようで、ネット上で異論が噴出している。エマ・ストーンも微妙。嬉しさのあまり、礼を失してしまったのか。あるいは差別なのか、それとも東洋人が人に見えないのか。昔の映画か何かで東洋人の使用人の前では着替えられる貴婦人というのがあったが、おれらは猿ではない。勘ぐりすぎということであれば問題ないのだけど。

 多くの部門で受賞した映画「オッペンハイマー」も原爆の作った人だし。なんだかスッキリと「今年のオスカーは良かったね」とは楽観できない。

 今年は宮崎駿の映画「君たちはどう生きるか」と「ゴジラ-1.0」が受賞。とても嬉しいニュースだが、日本のマスコミの我が日本の作品がアカデミーに認められてマンセー!的な嬉し方はもうやめようよ。海外も日本の文化やスポーツなどの実績に詳しいし、リスペクトもある。海外に評価されて初めて一人前という昭和の価値観はもう時代遅れ。

 ぼくらには大谷翔平がいるし、松山英樹がいる。 先ごろ亡くなった鳥山明先生だって。自分らであらゆることを評価できる国になったと思うんだけどね。

 

 

 

 

UPDATE BLOG

ブログトップもっと見る