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 パリではメンズのコレクションシーズン。今回もコロナでいろんな制限があったが、ブランドによって表現方法はまちまちだ。ランウェイを行うブランドもあれば、ビデオ作品を出展するところもある。

 ファッションウイークということで同時に展示会も行われているが、この後、ニューヨーク、そして東京の順で新作が回ってくる。そこから東京も展示会シーズンに入る。しかしこのスケジュールはグローバル展開しているブランド。ドメスティックブランドの展示会カレンダーはまだ少し先だ。

 近年ではブランドに限らず、セレクトショップなどもプレビューという展示会を行う。それがシーズン前プレビューの最後になる。

 それぞれ時間のずれがあるので、関わっているこちらからすると年中展示会をやっているような気になる。さらにウィメンズの展示会もあるので、なおさらだ。

 この展示会やショー、プレビューなどには封書かカード形式の郵便物が届く。凝っているところではここに面白いアイデアを注ぐのであるが、いずれにせよ費用はバカにならない。郵送費だけでも20~50万くらいかかる。

 経済合理的に考えれば、メールやLINEなどのチャットサービスが拡がった現在、それらの手段で代替できないのかとたまに思う。

 しかしブランドのストーリーはここから始まっていると考えると、それもまた難しいことなのかもしれない。

 テクノロジーはどの程度まで、これまでの慣習を変えるのだろうか。

 若者の間で昭和の匂いの香る純喫茶が人気という新聞記事を読みながらそんなことをぼんやり考えてました。

 

 

 

 

 

 

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