BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

Liberal Democratic Party

「リベラルよ、負けて強くなれ」。

 本日発売のサンデー毎日の表紙にどーんと見出しが踊ってる。要するに立憲と維新を除くその他野党のことを言ってるんだろうが、なんかおかしい気もしないでもない。

 立憲を含めその他野党(ざっくり定義しすぎか)は果たしてリベラルなの? という疑問が頭に浮かぶ。政治にあまり詳しくない自分が言うのもどうかと思うが、野党って与党が言っていることを反対している人たちだよね? 何をやっても反対! が基本スタンス。それが今回の選挙で若者たちからそっぽをむかれた原因だと誰かが分析していた。

 つまり野党がリベラルなら与党、自民がその反対の保守になる。しかし長年自民の政治を見ていると、確かに保守派の人も多いが、リベラルな政策も少なくない。左右合わせていろんなグラデーションがいるというのが自民で、それが強さの理由のひとつだと思う。

 その自民に反対する野党、特に立憲もこれがまた難しく、左右混在なんですね。与野党、イデオロギーで対立しないから争点がわからず、我々有権者もまた悩むということをずっとやってるわけで。

 保守の政策としては、最低限の小さな政府で他は民間にやらせ自由競争。結果責任は個人にあるという考え方に対し、リベラルは大きな政府で社会保障を厚くしましょうというスタンス。でも日本の場合、自民、立憲とも玉石混在なのでややこしい。

 そもそもその保守とリベラルの分け方がアメリカ的だから日本に合わないのかもしれないが、しかし同じような政策を持つ敵同士でどちらの政党を選ばなくてはならないかとなると自ずと結果は決まってくる。立憲の人たちはそこをもうすこし考えてほしいなと思った次第。

 なんかこんな床屋政談に付き合わせてすみません。

 ちなみに自民党は英語でリベラル・デモクラティック・パーティ。政党名がリベラルなんだよな。

 

 

 

 

 

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