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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

仙薬

 うちのオフィスは代官山だが、ここは飲食不毛の地と呼ばれて久しい。およそ30年、この地で会社を運営しているので飲食物件の栄枯盛衰、というかテナントの出入りをずっと見つめている。もちろん物販店も。細々と常連に愛され長く続いていた店のいくつかも撤退するのは寂しいが、その後ニューカマーが現れる。しかしここは不毛の地。よほど客を持っていないと営業を続けるのは難しい。なんせ夜になると真っ暗になり、人が歩いていないのが代官山なのだ。なので、ここで5年以上飲食ビジネスを続けているお店はそれなりの魅力があることは間違いない。

 いつもお世話になっているカナダ産豚肉を使った<ハイライフポーク>というレストランが5周年というから時の経つのも早い。昨年はコロナで催せなかったが、忘年会や新人歓迎会などここを貸し切って使わせてもらっている。そして個人的にはランチにも。

 先日、ランチを済ませ店を後にするとき、レジ脇でふと「味の手帖」という冊子に手が止まった。一部取り上げそのまま持って帰って読んだのだが、これがとても面白い。素晴らしいフリーペーパーだなと裏表紙を目にしたらなんと定価が書いてあるではないか。え、おれ、パクったの? と頭をよぎったが、お世話になっている店なので次に行った時自己申告して支払えばいい。

 そして先日、会計しようとしたら新刊が置いてあった。そしてPOPが傍にあり「ご自由にお持ちください」とあるではないか。前回、無意識にこのPOPを見て持って帰ったのだとひとりごちた。ふう、あぶなかった。

 それはともかく、新刊の9月号でエッセイスト・コメンテーターの南美希子さんが書いてあるエッセイに出てきたサプリがきになって仕方がない。アンチエイジングのサプリだという。

 長く不眠症に悩まされている彼女が飲み始めて10日ほどですとんと寝られるようになり疲れにくくなったという。寝付きはいいが疲れやすい自分にとってすこし興味ある話である。

 しかしこのサプリ、欠点がある。価格が高いのだ。30粒入りで6万円以上。1粒2000円!

 NMNというものだそうで、ネットで調べると類似製品もいろいろある。件のサプリも特定できたが、ちょっと勇気がいるなあ。

 ちなみに今日、別件でサプリメーカーの人と会うのでこれについて聞いてみよう。

 

 

 

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