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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

ブルーインパルスきた

 医療従事者などに敬意と感謝の気持ちを届けたい、ということで航空自衛隊がブルーインパルスをさっき飛ばしていた。事前に方々からメールやLINEでこのニュースを知り、まぬけ頭を空に向け待っていたら遠くから唸り音が聞こえ、五月の青空に幾く筋もの線が敷かれていった。想像していたより高空を飛んでいたので、音はあまりうるさくなかった。

 正直、ふーん。という反応しかなかった。医療従事者への感謝でなぜジェット機が都内上空を飛ぶのか関連性がこの足らない頭には思い浮かばないのである。

 しかしコロナが収束し、いつの日か勝利宣言の日にブルーインパルスが空を舞い、それが毎年の行事になるのであれば、それはそれでブルーインパルス=ウィルスに打ち勝った日ということで記憶されるのだろうとは思った。

 ブルーインパルスといえば、2002年サッカーの日韓ワールドカップ。日本代表の初戦はベルギー戦で、埼玉スタジアムで行われた。貴重なチケットが手に入ったので現地に行けたのだが、試合前なんの前触れもなくスタジアムの上、しかもかなり低い高度で2機のブルーインパルスが轟音とともに祝福の飛行をわれわれにプレゼントしてくれた。この時のスタジアムの興奮度というのはそれはもう凄まじいものであった。なんだかよくわからない胸の高揚感、これから戦いに臨むぞという扇情感。もう忘れかけていたヤンキーの血が沸沸とたぎったもんである。

 今日のこれ、そんな気分になれなかったのが残念。まだ戦いの途中であるからね。

 医療関係者に届けたい、というのであればこんなヤンキー的なものではなく、もうすこし文系なアプローチにしてもよかったかもしれませんね。

  ↓友人が撮って送ってくれた本日のブルーインパルス

 

 

 

 

 

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