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BLOG - 森山真司(ディストリクト ユナイテッドアローズ所属)

SCYE BASICS SAN JOAQUIN CHINOとBARRY BRICKEN SLOAN

District店内でも代表的なチノパン大好き層の1人だと自負しています。なんで?っていわれてもよくわからないのですが、あえて冷静に分析するなら子供時代から華奢で平らなお尻にコンプレックスがあってアメリカ人のようにかっこよく穿けないと思っていたからかな?

あと、子供時代、半ズボン<ジーンズ<コットンパンツと段階踏んでお兄ちゃんになった気分だったのも…。

…まだコシバキなんて流行るはるか前の話です。

で、チノパンは本当にたくさん持ってます。ブレザーやスポーツジャケットに合わせてもブルゾンにあわせてもいいし、アウトドアなアウターもスポーティなトップスもすべてコーディネート可能の万能選手。

…でも同じ生地で上下で着たくてもいざ探すとパンツと同じチノ生地の上着(特にジャケットは)まず売っているのが見たことないです。あってもベージュのツイルとかポプリンとか…

昨年購入したSCYE BASICSのサンホアキン コットンを用いた上下は国内でいわゆるチノと呼ばれる左から右の綾目の単糸織りではなく、嬉しいことに米軍が採用した軍チノの流れをくんで右から左への綾。

国内では士官学校の所在地からウエストポイント、通称ウエポンと呼ばれる双糸綾織生地。正式にアメリカでは”Military Twll”と呼ばれています。

パンツとの整合性も高い二本針で仕立てられたワークテイストの上着はまさに探していたチノの(正確にはウエポンの)上着らしい表情でこの半年ヘビーローテーションでした(雑誌のスナップでも複数回着て出ちゃいました)。

3/4の金曜日、Districtにてリピート別注していただき、パンツもより軍チノのディテールをいかした組下でリリースしましたが大好評いただいています。

 

そんな今日、チノパン大好きにはたまらないお届けモノがほかにありました。

以前から色々譲っていただいているお客様のヴィンテージディーラーの方が当時のBARRY BRICKENのツープリーツチノのデッドストックが見つかって、わたしが昔のものを大事に穿いているのを思い出したそうで。

連絡もらった段階でどうやらわたしが愛用している2アウトプリーツのワイドテーパード”SLOAN”というモデルではないかと。

さっそくDistrictに届けに来てくださいました。

ワイドでゆるやかなテーパード、深めの2アウトプリーツ、サイドシーム二本針、両玉縁ポケットにポケット袋布などのスレキはヘリンボーン…まさにわたしが大好きな現行に無いモデルSLOANです。

デッドストックならではのフラッシャーにもSTYLE “SLOAN”のタイプ文字が読み取れます。

売値が¥14800-というのはまだ消費税がなかった頃を思い出しますが、これ日本国内で眠っていたデッドストックなんですね…。

もともとドレスパンツのメーカーだった

ブリッケン。推測するに日本のインポーターの方々が国内向けに生地を載せ替えて発注していたんではないかと。

そう思うのはebayなどアメリカで90年代のものを探してもほぼコットン素材なんて出てこないから…。

こちらは左から右の個人的には馴染み深いチノクロス。

当時はポロチノだとかキングスウッドだとかなにしろチノベージュのパンツはたくさん持ってたのであえてBARRY BRICKENではスルーしていた王道カーキ。

今になってなんで買っておかなかったんだ!と後悔していたので、すごく嬉しいお届けものでした🙇🏻

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