ここまでの模様はこちらから。
スタジオの裏口から入ってきたビリーは、ありがちな感想ですが思っていたよりも小柄で、ボディーガードが一人いる以外はお母さんに従兄弟、そしてその子の赤ちゃんっていう、とてもアットホームな構成。
受け入れるこちら側も、日本のビッグ・アーティスト撮影にありがちな(した事ないので想像ですが)とにかく関係者が多いって事もなく、最小人数の構成に、ロスのプロデューサーが連れてきた犬もスタジオに馴染んでいていい感じ。それで言うと僕が1番いらないっていう(笑)。
まずはイネスたちとスティーヴンが挨拶をしたのちスタッフ一人ひとりを紹介していきます。僕の番になると、私の東京のプロデューサーと言う肩書で紹介してくれたのですが、この朝、最後まで着ていくべきか悩んだ村上隆さんとビリーのコラボTを見るや否や「買ってくれたんだ!これいいよね!」ってニコッと笑って喜んでくれた彼女。
すぐさまメイクブースに入り最初のカットの撮影に…って、ここで初めて気づいたんですけれど「あれ?今日何カット撮るの?」と。ビリーもこの時点ですでにスーパースターなので、時間的にも何か勝手にワンカットだと思っていたのですが、誰かが「最初のカット」って口にした途端に湧き出しだ疑問。
まぁ結局は6時間も拘束する大掛かりなもので、最初からあんまり細かい事を聞かずに勢いとノリで来たので、まさかそんなに長い間一緒にいれるとは思っていなかったので年甲斐もなく大興奮!
途中からは彼女のお友達も合流したので、休憩中や合間で見せるその姿は、本当にどこにでもいる普通の女の子って感じ。
そして、幸いにもお母さんとも長い間おしゃべりができたのですが、東京からこれだけのために来たって言ったらとても喜んでくれて「明日のコンサートは来てくれるんでしょう?」なんて優しいお言葉…っていうか、とても素敵なお母さんだし、ずっとそばにいてくれるからこそ、ビリーも安心して世界中を周れるのでしょう。
そして、この時に撮影したのが、V MAGAZINEの昨年のSeptember Issueであり、記念すべき創刊20周年号だったのです…なんて絶対に口が裂けても言えなかったし、変に書いてコンフィデンシャリティーを保てないなら書かないほうがいいな…っていう判断から途中でやめてしまったのですが、まぁ今さら感はありますが、記録って事でお許しを(笑)。
次回はちょっとこのV MAGAZINEについて触れてみましょうかね。