お正月も過ぎたので、そろそろブログで昨年を振り返ってみようかな?って言ったら「それ普通年末にやるやつですよ」って友達に言われたんですが気にせずやりますね(笑)。
もちろん色々な楽しいことや嬉しい事があったのですが、まずは僕の人生の今後の全てに繋がるであろう、この出来事を挙げずに他に何があるのかと言うくらいに、本当にターニングポイントだったのが、長年の親友である2人の来日。
この秋冬だけでもバーバリーやカルバン・クラインにヴァレンティノ、クロエにマイケル・コースと挙げたらキリがないくらいのキャンペーン・フォト(一部ビューティーも含む)はもちろん、昨年のUS VOGUEやVOGUE PARISそしてV MAGAZINEのSEPTEMBER ISSUEの表紙を飾るなど、今や押しも押されぬ人気フォトグラファー・デュオのINEZとVINOODH。
そんな彼女たちに出会ったのは今から25年以上も前のこと。ちょうどVISIONAIREのインターンを始めたばかりの自分がクリスマスに東京へ帰ると聞いて、編集長のスティーヴン(ガン)から「いない間オランダで出会った友達に部屋を貸してあげて貰えるかな?」って言われたので2つ返事でOKしたのですが、その友達こそが、まだどちらかと言うとファイン・アート系の写真を撮っていたフォトグラファーのイネスと、元々はデザイナーをしていてスタイリストに転身したヴィヌード(彼の名前は別の日本語表記を使っている媒体もありますが、一応いつも呼んでいる通りのこの表記にします)のカップルだったのです。
ちなみに2人とスティーヴンが出会ったのは、その少し前にアムステルダムに何かのファッション関連のコンテストに審査員で訪れた際に、橋の上で共通の友達から紹介されて出会ったのですが、今思うとその程度の関係性で (まぁ、それを言ったら自分も同じようなものだったのであれなんですが)良くウチに泊まらせようと思ったなと(笑)。でもその後、四半世紀以上に亘って全員が親友でいられるのは、スティーヴンのおかげですし、先見性だったんだなと思うわけで。
そして、それを機に2人は活動の拠点をNY移したいと考えるようになり、以来、僕がNYいない時には僕の部屋に泊まるり、ちょうど天井高が5mほどある150㎡の大きなロフトだったのでそのうちスタジオとしても利用するようになり(実際に90年代初めのTHE FACEの彼らの作品はウチで撮られたものが結構あって、2階にあったIKEAで買ったデスクが写っているのもあるくらい)そのうち大家さんとも仲良くなり、僕の部屋は5階のGと言う部屋だったのですが、いつしか4階の同じGに引っ越してきて、僕が日本に帰ってきた後も、その後の成功とともに隣の部屋を借り、またその隣を借り、気づけば4階ほとんどと5階の一部にも広がり、今も2人の住居とオフィスそしてスタジオとして、今も住み続けているから人生って本当に不思議ですよね!
そう言えばこの前久しぶりにNYに行った時にスタジオに遊びにきた2人の息子のチャールズに、同じくスタジオにいたスティーヴンが一言「もしフミアキがブルックリンに住んでいたら、チャールズはブルックリン生まれだったね」って冗談を言ってみんなで大笑いしたくらい(笑)。
そんなか2人から久々に連絡があったのが、これまた長い友人のジャン=ポール(グード)がCHANELのイベントで来日していた3月の終わり。ちょうど楽屋でみんなで寛いでいたら「4月の終わりに撮影で東京に行くと思うんだけど、いる?」とのメールが…そう、これが昨年の怒濤のゲスト来日ラッシュの始まりであり、最高に嬉しい楽しい1年のスタートだったのですが、途中まで書きながらもこの辺りも旧フイナム・ブログを更新できなかった理由だったので、今回はちゃんとこのストーリーを書き終わらせますね!
…っていう事で”To Be Continued”です。