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六本木の小山登美夫ギャラリーにて大野智史の個展「Sleep in jungle」が開催されている。2006年の小山登美夫ギャラリーでの初個展以来5度目の個展となるこの展覧会では新たな挑戦と見られるような表現の絵画作品を発表している。2004年に東京造形大学を卒業した年に大野は鹿児島のアートプロジェクトに参加、亜熱帯の島で暮らした。その後も北海道の原生林やケイマン諸島などを訪れ現在は都会から離れた富士吉田にスタジオを構えて制作をしているという。原生林の自然や死と生、その母性に圧倒的な力を感じ自然界との繋がりに自身と繋がる身体性を感じながら作品を作っているという。自然の威厳がサイケデリックなまでに鮮烈な色彩で描かれた熱帯雨林のジャングルの中にはまどろむ女性やドクロのある風景が広がる。色彩の感覚や線や色や形の織りなす独特な世界観は強烈で夢の世界のような不思議な感覚を表しているかのようだ。今までとはまた違った新たな表現手法に取り組むという作家の精神的な挑戦がとても興味深い展覧会である。

ジャングルにそびえる熱帯の植物。存在感と生命力がある。

ジャングルの中に転がるドクロ。死と生のドラマが広がる。

サイケデリックな色彩とオーガニックな形が織りなす世界。

ジャングルの中でまどろむ女性。独自の色彩感覚が素晴らしい。

色の配分や抽象と具象の混ざり合わさり方が面白い。

グラスのような形の中に月の輝く風景があるようだ。

今回は今までとは違ったチャレンジングな表現の展覧会だ。

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