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BLOG - 竹内利充(Take Product ディレクター)

工業品という民芸品

CAMBRO 木目調トレー

キャンブロ社(本社 米国カリフォルニア)は、プラスチック製トレー、食器、備品の分野において世界各国で高いシェアーを持つ創業1951年の専門メーカーです。

FRPで作られたトレーは結構な枚数を所有していて何度かネタにしましたね。
(FPR:イームズのシェルサイドチェアの座面等に使われている、グラスファイバーが入った繊維強化プラスチック。)

ちなみに今回のウッド調のコレはブラウンオリーブ柄のトルコ製で恐らく廃盤モデル。
某メーカーの倉庫で見つけたのです。

MADE IN USAもいいけれど、これはこれで軽量感が普段使いには◎
330×430mmという定食サイズってとこもいいですね★

ちなみに、メラミン樹脂製の土台にクラフトペーパーを挟んで模様を入れている典型的な大量生産向けの工業製品ですが、それでも1点1点柄が違う所が老舗の風格だと思います。

もちろん毎度の事ながら大量買い。見つけたらなるべく余さずに引き上げるのがポリシーです。

いや、べつに定食屋とかカフェ経営している訳では無いのだから、そんなにいらないのですがwww

 

さほど価値は無くて誰も収集どころかフューチャーしていませんが、素材や製法を考えると間違い無くこれから先に数少なくなる物だと思います。
そんな目で見ると大量生産の工業製品だからって粗末にはできませんよね。

要は古材や古民家や一点物の作家物だからってむやみに「オシャレ」という安い言葉で物の本質を殺してしまっている風潮に対するアンチテーゼであります。

 

 

 

 

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