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またまた久しぶりの更新になりました。公私共にバタバタしており、その話もいつか書けると思います。

さて、今日はお金の話。ぼくらは資本主義社会に生きているので、興味があるなしに関わらず、お金は人生に不可欠。

ただし、お金はお金でも、税金の話。

税金と聞くと「難しそう」と思われる方もいるかもしれませんが、普段目にするニュースからもいろいろな情報を得ることができます。ぼくもそんなに詳しくありません。

ということで、最近のニュースから税金に関するニュースをピックアップ。

2022年度の税収が過去最高の71兆円

政府はよく「財源がない」と言うけど、実際には徴収される税金は増え続けていて、2022年度も過去最高です。決算剰余金が2.6兆円で、来年度へ繰り越される額が約18兆円。つまり、税金は余っています。

普段生活していて、「えー、こんなに給料から税金が引かれているのかよ」と思いませんか? ぼくら経営者は法人税もとられます。

さらに買い物をするたびに消費税がかかる。ガソリンに至っては、ガソリン本体+ガソリン税に消費税がかかる二重課税です。高くなるわけだ。

最近はアレコレ値上げになっています。そうすると、消費税率は同じなので納税額が上がります。給料が上がっても物価と納税額が上がれば生活は楽にならない。実際に「実質賃金(所得-消費者物価上昇率)」は14ヶ月連続で下がり続けています。

税金は余っているのに、庶民の生活は苦しくなっているという。。。

そして税金はいろいろなところに使われいます。

最近話題になった自民党女性局によるフランス視察。ぞろぞろと38名(うち数名は関係者のお子さん)で行ったフランスでは、3泊5日の日程で研修時間は6時間だったとか。ぼくのUA時代の海外出張のほうが、よっぽど真面目に働いていたな。

この視察旅行は党費が使われたとのことですが、党費には政党交付金が含まれていて、もともと政党交付金は税金。なんなら、議員の給料(歳費)も税金。

国会議員になると

月額:129万4000円×12ヶ月
期末手当:635万円
合計:2187万円

に加えて、領収書のいらない経費、「調査研究広報滞在費(旧:文書通信交通滞在費)」が月額100万円ももらえます。

ぼくら庶民は領収書やレシートがなければ経費と認められないのに、どういう理由で国会議員だけ領収書不要なんですかね。余っても返さなくていいので、ただのお小遣い?

ぼくも毎月100万円のお小遣いが欲しいよ。

ということで。フランス旅行に行った議員も、国会中に寝ている議員も、疑惑がでると入院して雲隠れする議員も、政治のことを何も知らない元アイドルの議員も、在籍中は最低でも上記の金額が支払われます(歳費だけ所得税がかかりますが、調査研究広報滞在費は非課税)。

日本の国会議員報酬は世界1位

世界的に見ると、日本の国会議員の報酬は各種手当を含めると世界1位。国民の所得は30年上がらず、国際競争率は30位以下に下がりまくっているのに、仕事で結果を出さない国会議員が世界1位の報酬をもらうとは、これいかに。成果主義という世の流れに反してますね。

ちなみに日本人の平均年収は443万円、中央値は300-400万円と言われています。ここから税金が引かれて、手取りはいくらなのか、、、

国の運営にお金がかかるのは当然の話。納税は国民の義務です。ただし、税金が正しく国と国民のために使われているのかを常に情報をチェックする必要があります。例えれば会社の社長が経理を部下に任せていたら、横領されてた、みたいな。

日本は国民主権、国会議員は「先生」なんて呼ばれますが、国民の代表でしかありません。

こうやって現実を見てみると、領主から重い年貢を課せられていた江戸時代から、あまり変わっていない日本。昔は怒りが頂点に達して一揆が起こりましたが、今は起こらなさそうですね。国政選挙の投票率は50%程度で、さらになぜか自民党一強。国民の半分は政治や社会問題にたいして興味がないのかな。

政治家は笑いが止まらず、やめられないと思っていることでしょう。

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