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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

ゴルフはヒップか?

昨日の渋野日向子選手の全英女子オープンから一夜。あたりまえだけど大フィーバー。あたりまえだが、ウェアも瞬殺、そしてもぐもぐタイムで食べてたスナック菓子にも問い合わせ殺到。で、気の早いゴルフ関係者は、縮小気味のマーケットの起爆剤になるかと胸躍らせているという。

そらそうだ。ほんとこのマーケット、悲しいくらいに縮んできている。ゴルフ人口は最盛期の3分の2以下で、ウェアやギアの市場は半分以下というからね。

バブルの頃、ゴルフ場の予約がまったく取れなかったのが嘘のようにいまではどこでも取れる。プレーフィも当然ながら安くなってきていて、平日なら1万円を切るのはあたりまえ。すこし遠くへ行けば5000円切るところもある。

いまメインでプレーしている人たちは、団塊世代を中心とした高齢者たち。あと10年もすると運動を続けられる健康状態の人も減ってくるからその人口はどんどん減る。だから業界は若い人たちにゴルフに親しんでほしいと切に願ってる。

しかし比較的所得の高い都市部の若い人からみるとゴルフはまだまだ「時間とお金がかかるスポーツ」である。いくらプレーフィが安くなったからといっても、ゴルフクラブなどの道具やボール、果てはゴルフシューズやウェアもいる。

ゴルフ場も歩いてはいけない。高速道路を利用するから燃料費、高速代がかかる。しかもほぼクルマでアクセスしなくてはならないから、クルマ所有者でなければ、クルマを借りる費用までかかる。

スキーや、スノボも同じような問題を抱えてるが、ゴルフそれ自体、プレーすることがヒップでないというイメージも大きい。むしろイケてないとさえ思われてるふしがある。

うちの会社のスタッフはおよそ60名ほどいるけれど、ゴルフをやる者はひとりもいない。いくらライフスタイル志向が偏っている組織とはいえ、これがいまの世の中だ。スキーやスノボやるのは若干名いるけどね。

ゴルフ人口を増やすのは、少子化問題を解決するくらい難しいとは思うけれど、ゴルフのイメージを変えることができればもしかしたら道は開けるかもしれない。

いまだに半パンにはハイソックスで、ポロシャツはインでとかやっている限り、若者、特にファッションに関心のある人たちが、この遊びにアプローチしてくることはない。

スポーツとしてTシャツ、スニーカーで遊べて、カントリークラブは厳格なルールを守るというように分けて考えないと未来はない。

ゴルフという遊び、スポーツをブランディングし直す時期だと思う。アイデアはあります。関係者の方、よかったら連絡くださいw。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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