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BLOG - 小林孝行(flotsam books オーナー)

「#」つけて繋がりたいことなんて何もない

photographs by Samantha Samasa @samanthasamasa

こんにちは。
flotsam booksの小林です。

なさけないようでたくましくもありますか?
そうでも思わないとやってられない。
とは思う。
意味もなく。
でね。
今日は、イベント後記。
イベントについては以前のブログをご参照頂くとして。

今日こそは真面目に。
雑に実店舗作った話?

してねえよ。
まだ。
一度も。
しねえし。
するつもりないし。
今度。
別なメディアで。
取材があるっぽいから。
そん時にでも話しますわ。
もうさ。
会う人会う人に。
テキトーなこと言ってると。
自分でもさ。
何が本当かわかんなくなるよね。
まあさ。
それこそが。
本当なんだよ。
本当のことなんて。
誰も興味がないもんなんだよ。
そう思いたい。

で。
取材については。
前にツイートしたけれども。

これね。
もうさ。
俺のツイートはみんな読んでる。
って前提で書いてるけど。
それ大丈夫なのかな?
いや。
この前のブログの話じゃないけどさ。
俺って◯◯じゃないですか?
ってだいたい新事実。
っていう。
あの法則。
いや。
まあさ。
俺の驕りではあるよな。
あ。
おごり
ね。
一応。
フリガナ。
で。
バカにするな。
って思われたかもしれないけど。
俺くらいバカになると。
人をバカにでもしないと。
自分を保てない。
わかって欲しい。
バカほど。
バカにされたら怒るし。
バカにされたことにだけは敏感なんだよ?
なので。
大目に見て欲しい。


で。
なんだっけ。
イベント後記ですわ。
あの。
商店街会長に。
「俺の店に人が来すぎて入りきれないかもしれないんですよね。」
って相談して。
「は?(笑)お前の店が(爆)」
って顔された。
あのイベントが。
蓋を開けてみると。
はたして大盛況。
っていう。
まあ。
商店街会長が。
顔を出した時は。
ちょうど俺しかいない時だったけども。
いまだに。
信じてもらえてないと思うけど。
でも。
そのイベントでは。
確かに人がたくさん来て。
10日間で200人以上の人に来てもらったんですよ。
わずか5坪の俺の店に。

ただただ守先さんの蔵書を売る。
ってイベントに見えたかもしれないけど。
俺の中では。
断然に新しかった。
古本屋が本を買い取って。
本を売ったんでしょ?
その規模がちょっと大きかっただけでしょ?
って思うかもしれないけど。
俺の中ではちょっと違ったんですよ。
金額の総額自体は大したことないですよ。
すごい大金がその日1日で動いたわけじゃない。
どこかの古本屋では。
遺品の処分に来たお客さんの箱の中に。
珍しい私家本があって。
その私家版一冊の為に。
店長が呼ばれ。
その場で何十万円だかの大金が支払われた。
みたいな話もちょうど昨日聞きましたけど。
そういうでっかい話じゃなくて。
もっと。
小さくて。
とても大切な儀式めいた。
イベントになったんじゃないかと俺は思ってて。
大満足。
守先さんの将来的な構想の中に。
オンライン古本屋ってのがあったのは事実。
で。
守先さんも。
本をいくらか整理したいと思っていたのは事実だけど。
特に売らなくても良かった本もあった訳なんです。
だってさ。
守先さん。
ウチに販売用の本を運んできたその日に。
ウチの本を買って帰るの巻。
っていう。
ミスター本末転倒なんだよ?
もう。
俺も言葉を失ったけど。
守先さんも言葉を失ってた。


で。
それはそれで。
それはそれとして。
蔵書を処分するのなんて。
そんなに大したことじゃないし。
取り立てて。
すごいことのように語ることじゃない。
いきなりステーキ。
と変わらない。
とは思う。

でも。
今回。
改めて思ったのは。
蔵書ってのは。
値段の高い安いに関わらず。
希少性の有無に関わらず。
一冊一冊が。
守先さんにとっては思い出のある本だということ。
大げさに言ってしまえば物語のある本だったということ。
守先さんが自身の蔵書の一部を手放すことを決めた時。
ウチの店を選んでくれたこと。
そしてこのイベントに賛同してくれたこと。
その上で。
このイベントに来てくれた人に。
守先さんの本を手渡せたということ。
これって。
俺には本の売買じゃなくて。
タスキを渡す感覚に思えたんです。
過去に守先さんが手に入れた本という形の知を。
まだ持っていたいと思うようなそれらの品々を。
受け継いでくれる新しい持ち主の元へ。
それは寂しさと嬉しさが混ざり合うなんとも形容の出来ない儀式めいた時間だったんですよ。
本来なら。
古本屋の中で。
ひっそりと完結するその物語を。
持ち主と新しい持ち主をつなぐ役目に立ち会えたのが何よりも僥倖だった。
古本屋冥利に尽きる。
旅立っていった本たちが新たな持ち主の人生の一部に少しだけ影響を与えたらいいなあと。
その本を目にする度に。
守先さんのことを思い出して貰えたら。
ちょっと素敵だなあ。
そんな風に思えた。

出会いと別れの季節に良いイベントが出来たなと思った。

 

今日の写真はSamantha Samasaくん。

Samantha Samasa(サマンサ・サマサ)
2000年生まれ。写真活動の他にカレーセッションプランナーとして暗躍中。

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