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BLOG - 海瀬亮(urself / NICATA ディレクター)

音楽とシウマイ弁当

久しぶりに会う友人に

『最近音楽聴いてる?』と聞かれた。

『最近音楽は何聴いてる?』ではなく『最近音楽聴いてる?』だった事に、ハッとした。

 

中学生の頃から、音楽大好きな兄の影響で雑誌DOLLを読み漁り、高校生になってからは沼津から始発の鈍行列車に乗って、新宿のビニールレコードへよく行った。

当時のビニールレコードはとにかく店員さんもお客さんもオシャレでもの凄く怖くて、毎回ビビりまくっていた。

ロカビリーやネオロカ、ドゥーワップあたりから始まり、サイコビリー、Oiパンクにパワーポップ、ルーツレゲエにロックステディ、、、、

趣味の合う友達や先輩達とバンドの真似事みたいな事もやっていた。

大学生になった頃には、西荻窪のボロアパートの部屋の大半はレコードとCDで埋もれているような状況だった。

初めて就職した朝勤、昼勤、夜勤のあった印刷会社では、作業中に聴く為に毎週ミックスMDを作っていたし、印刷屋の同僚達が自分以上に音楽に詳しかったので、色んなジャンルの音楽を学べた。

印刷会社からアパレルの会社に転職し、彼女(妻)が住んでいた駒沢のワンルームマンションでの同棲を機に、置き場のないレコードとCDを大量に処分した。

結婚してからも音楽を聴いていたし、LIVEやフジロックなんかにも行っていたけれど、子供が産まれてからはターンテーブルが置いてあった場所にはオモチャが置かれ、レコードやCDラックは撤去し、自宅で音楽を聴くという習慣が自然となくなっていった。

フェスやライブは好きで、今でも機会があれば行くけれども、基本的に音楽は車でしか聴かない。それも1人で運転している時のみ。子供が乗車しているとDVDを観ている。

車で聴く音楽もミュージシャンの友人たちのCDばかり。

ただ、小説を読む時(特に村上春樹)は必ずレディオヘッドを聴くという習慣だけは変わらないけれども。

 

友人との会話にハッとして、音楽に囲まれた生活から離れて随分経つ事に気づいたが、だからと言って以前のような生活に戻るつもりもなかったりするんだけど、

先日、子供の頃から好きな崎陽軒のシウマイ弁当を食した。

苦手だろうし大人になった自分の口に入れるのはチョットなぁなんて思って、いつも残していた杏を食べてみたら思いのほか美味しかった。

自分の中で、音楽もシウマイ弁当の杏も同じ存在なのかもしれない。

だから物置からターンテーブルは引っ張り出して、大音量は苦手になったけど程良い音量で、たまにはJAZZやロックステディでも聴こうかなぁなんて思い始めた今日この頃です。

 

 

数年前に購入してから数回使って、屋根裏の物置に放置していたスタッキングカップ

日焼けしてSupremeのギラギラ感がなくなって良い感じです

 

6月末から始まった歯と骨の治療

ようやく終了しました。

この可愛いケースの中には、大きな1本の歯と、沢山の細かい骨が入っています。

渡されて困っているんで、土に埋めるか、海に散骨でもしようかしらww

 

 

 

NICATA

NICATAは8/15(月)のみの出店になります。

子供も大人も楽しめるイベントのようなので、是非三島の楽寿園にお越しください!!

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