みなさんお久しぶりです。アンプラグドの時期にだけ現れる編集の内藤です。
vol.11のテーマは「してはいけないこと、しよう」なわけですが、年々メディアにおける「してはいけないこと」の範囲が広くなっている気がします。特にテレビでは、コンプラ至上主義が加速している感が否めない…。どれも「この後スタッフが美味しくいただきました」的な予防線のある番組ばかりで、過去の『電波少年シリーズ』のように、ギリギリに切り込み続けるスリリングな番組はほとんど残っていません。
「じゃあ何を見ればいいんだ!?」というスリルジャンキー的嗜好をもつ人に対し、ぼくは声を大にして「YouTubeを見ろ!」と言いたいのです。そんな想いがそのままタイトルになった企画を本誌では担当しました。
取材に応じてくれたのは、過激派YouTuber界の最注目株「エ.COM(エド)」。
元々アイドル路線でYouTube活動をしていたそうですが、次第に物足りなさを感じるようになり、現在の社会の闇に切り込むスタイルにシフトしていったとのこと。
彼の知名度を爆発的に上げたのは、通称「GPS置き引き犯シリーズ」。深夜の歌舞伎町で空寝をし、置き引きを誘発。実はそのバッグにはGPSが仕掛けられており、犯人の自宅まで突入するという破天荒極まりないもの。
そうしたコンテンツが話題となって、現在は登録者数90万人超に。取材時はまだ80万人台だったことを考えると、彼の勢いと影響力は言わずもがな。
肝心の取材はというと、ここには書けないことのオンパレード。ただ、彼の話を聞いていて終始抱いた感想は、頭が相当キレッキレだということ。やっぱり並の人間の考え方じゃなかったです。そんな彼の本質に迫る記事は、本誌でぜひチェックしてみてください。
余談ですが、ぼくが最近注目するチャンネルはこれ。
その名も「パチスロ界の闇リアルカイジ」。彼のことはライターさんに教えてもらったのですが、「IMCいむちゃんねる」というパチンコ系チャンネルから生まれたクズ界のスター。彼のチャンネルで何が行われているかというと、自身のギャンブル依存によって積み重ねた借金を同チャンネルのプロデューサーが全て肩代わりし、その代償として借金返済まで日々の様子をリアルタイムで配信するというもの。
ちなみに住所も公開されているので、彼のプライバシーは完全にゼロです。
想像しただけでもヤバくないですか? 公開人飼いとか、某懸賞生活企画を彷彿とさせます。
地上波からの刺激じゃ物足りない! という方、ぜひYouTubeをチェックしてみてください。まだ見ぬ世界が広がっていますよ。
もちろん負けず劣らず『フイナム・アンプラグド vol.11』にも刺激的なコンテンツは盛り沢山。3月24日発売です。