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グラフィティはアートなのか!?

はいどうも、編集の石井です。

今週末から横浜のアソビルで開催される「バンクシー展 天才か反逆者か」。70点以上のオリジナル作品が日本に初上陸するという過去最大規模のバンクシーの展示とあって、界隈ではすでに結構な盛り上がりを見せていますね。自分も明日のプレス内覧会にお邪魔して、一足先に楽しんでくる予定です。

さてバンクシー。いまでこそ現代アートの旗手として世界的に注目されるアーティストのひとりですが、そもそもはイリーガルな活動を続けるグラフィティ・ライターです。ストリートでのボミングは言わずもがな器物損壊罪にあたるわけで、グラフィティ(直訳すると”落書き”)は一般的には「してはいけないこと」なんですよね。

ですが昨年、小池都知事が東京にボムられたバンクシー作品と思しきグラフィティと写真を撮ってツイッターにアップ。その後、都の所有物として保管することを決定しました。世間からは当然、反発の声が上がり、「バンクシーなら街に落書きをしてもOKなのか!?」と物議を醸したのは記憶に新しいところです。

賛否両論さまざまありますが、ひとつ確かなことは、バンクシーのグラフィティは、「してはいけないこと」を通り越し、バビロンも認めるアートになったという事実。

次号の『アンプラグド Vol.11』の特集「してはいけないこと、しよう」では、一連のバンクシーの事象をフックにストリートグラフィティを取り上げました。バンクシーの他にも、世界のグラフィティ事情や日本の現状などを取材し、少し前から度々話題に上がっている”グラフィティはアートなのか問題”に迫りまっております。読み応え十分、どうぞご期待ください!

余談ですが、自分がはじめてバンクシーと出会ったのは2003年、Blurのアルバム「THINK TANK」のカバーアートでした。この年は「CRAZY BEAT」や「OUT OF TIME」など、一連のアートワークをバンクシーが一手に担っていたんですね。ブレイク前夜、バンクシーとしては珍しい商業作品への参加でした。

また、時を同じくイギリスのブランド・GRIFFINとコラボレーションしたのもちょうどこの頃。Blurのアートワークでまんまとヤラレたぼくは、新宿の「インターナショナルギャラリー ビームス」で、このコラボのTシャツを買ったのを覚えています。そういえばあのTシャツどこいったんだろう? いま着てたらアリだよなあ。

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