どうも、堀家です。
UDAのデザイナーとは、出会って5,6年くらい。
元々、ITTY-BITTYのデザインとパターンをしていて、展示会の時に軽く話すぐらいだった気がします。
いつもパンツの穿き方が特徴的で、じんわり印象が残るタイプ。
それからしばらくして、ブランドをやめて家業を継ぐ。とお店に挨拶に来た時にちゃんと2人で話したのがおそらく最初なはず。
その時は頑張ってね!ぐらいで、その1年後くらいに、井野さんと飲んでるときに、
「来週、彼が東京来るんですよ。」
「あの人って家業継ぐっていってたけど、家業なんなんすか?」
「福山の縫製工場です」
その時に初めて、彼の仕事を知り、そのタイミングで会う。
相変わらず、パンツの穿き方が独特で、なんかパンツやらないか?て話をした。
渾身の1型でいいから、自分たちが穿きたい。を追求したパンツを1年かけてつくった。
何度か東京に来たり、自分も福山に行ったり。
福山の工場には、なぜかdoubletチームも参戦。
広島合宿ばりに、酒を飲んだ。
次の日に確認した1stサンプル。
さすがの一言。井野さんもうなる。
修正は無し(実際は内側のディテールで修正しましたが)
初回はすぐに完売。知名度もなかったのに、本当にありがたかったです。
そこからもう一度販売しようと思っていたんですが、初回のキャバリーツイルの生地が
まさかの廃盤で、同じ生地がもう世の中にない。
その間にデニムを作ったり、違うパンツもリリースし、常にWISMのボトムを助けてくれていたんですが、1stモデルの問い合わせもあり、
もう、生地を自分たちで作って、同じように再現しよう。ここまではよかったんだけど、
とにかく再現が難しい。毛が立つようなくっきりとした二重綾畝(あやうね)の梳毛で、
織りが密なので、騎兵隊や乗馬用の制服にも使われるキャバリーツイル。
機能性とクラッシックが融合した、弾むような弾力のある生地感が、やっぱりどうしても再現ができずに、何度もとん挫した。
また作りたいのに作れない。納得した生地ができない。
色々繰り返して、あきらめずに頑張った。(俺じゃなくデザイナーがね)
結局、生地が完成するまで2年。
待望の復刻になります。
シルエットは気持ちテーパードしたゆとりある腰回り。
一番の特徴は2重に重ねたタック。立体感がすごく、そこにキャバリーツイルの反発性もあり、
タックの開き方が最高です。
ウールでありながら、ハリがあり、スウェットのような落ち感もある。本当に素晴らしい。
知ってる人も、知らない人も、是非お願いします。
次はまたいつになるのかわからないので。
明日の土曜から販売開始。
そして、UDA以外にも各店POP UP開催。
渋谷店はリメイクブランド、CHANGES。
東京では初めましてのブランド。
母体は古着屋で、莫大な量から厳選し、
スリーピングバッグを何枚も使用し、クレイジーパターンに仕上げたモッズコート、
ボーイスカウトシャツやウエスタンを使用したアノラックシャツもめちゃくちゃ素敵。
ヒッピーが使用していたであろうカットオフデニムに505をドッキングしたり。ちゃんとデザインされています。
新宿はわれらがis-nessのPOP UP。
秋冬のバリエーションもありながら、展開していないNEATとの別注や、
ブランド20年を記念した、is-ness × HOMBRE NINOのフリースクルーネック。
なかなか実物見れる機会もなく、オンラインではSOLD OUT。
WISMのイベント用で避けておいてくれました。
堀江はWEWILL。
別注はもちろんだけど、インラインを見れる機会です。
今週も沢山あるので、何卒宜しくお願いします。
是非店頭で
失礼します。