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BLOG - 猿渡大輔(グラフィックデザイナー)

『この喜びを』

 

小さなお店やブランドの方と最初に打ち合わせをさせていただくときに、ブランディングブランディングって言うけど結局噛み砕くとなんなんだろうねという話になることは多いですが、望まない変節を強いられることなく成長できること、続いていけること、これが成立している状況を目指すことだと思います、と言います。もちろん個々の事案によって優先順位はさまざまですが、特に大資本のもとにない事業においては現代、多かれ少なかれ当てはまることだと思います。

強いこだわりやメッセージを込めた何かを、共感してくれる人々に対して濃く伝えるビジネス。
これにとっての「望まない変節」は、たとえば本来ターゲットでない層のほうを向いて事業をしなければならなくなること。出店場所や露出の方法、クリエイティブの方向性を間違えれば、本来したかったことはこうじゃないのに、これをやらないといまの売上とれないしな、となって本質が煙になって散っていきます。
業界の人がよく、薄まる、と言うやつです。
よく出る「ターゲット設定」や「差別化」は、言葉を選ばずに言えば「顧客の選別」でもあるということをみんな誰しも、よく忘れます。

露出の高さにつられて出るべきではないメディアに出てしまい、本来接点を持つ必要のなかった人からネガティブな言葉を浴びせられ、いつも濃い関係性で結びついていた顧客さまにまで悲しい思いをさせることになる、それを避けたいのなら事業に関わるみんなが望ましい在り方のポリシーを共有できていないといけないのだと思います。その視点を持ったPR責任者がいれば、すごい露出を棒に振ってでも自分たちの理想的な在り方を守ろう、という判断はできたのかも知れません。
ニュースを見てそう学ぶこの頃です。

 

 

前置き長くなってしまったのですが、今日書こうとしていたのはそういうことじゃなくて、最近の野球観戦記録です。他球団のスタジアムやファンの方々やショップやコンセッションの様子も勉強しよう!という建前の観戦。

 

 

 

 

 

 

 

西東京方面で打ち合わせがあったので、ちょうどよくついでに行ったベルーナドーム
ドームだけど、プレイボール時間ごろにちょうど西日が入ります。

 

隣の席にいたおじさま2人組(近隣にお住まいのライオンズファンとマリーンズサポーターの敵対ペア)の会話に入れていただきつつ観戦。試合はライオンズ側にとっては気持ちの良いものではない結果だったけど、最後、楽しそうに試合を振り返りながら残りのビールを空けているおふたりから またベルーナドームにおいで、あの席もおすすめだから今度はそっちも行ってごらん、と教えていただきました。こういうところもいいな、野球観戦。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千葉にも行ってます。
応援団の歴史を調べるうちに応援団のファンになってる節もあるので、席はだいたい外野応援席とフィールドが両方見える場所。すごいっす。
この日は益田投手の同一球場100セーブ達成の日です。通算200セーブの日も近い。

 

 

 

 

 

専らCLMのTシャツを着て、コンセッションの賑わいを見たりなどして。

 

首位を走る現状を見ても「気を抜かない」「どこかに谷がある」「GW後はわからない」「交流戦後はわからない」「さすがに夏にはやばくなってる」と疑心暗鬼で調子に乗らないファンのメンタリティにもどこか心を寄せてしまいます。
せっかくなので他の予定と折り合いつけて、ナゴヤドームや横浜スタジアム、東京ドームにも行くつもりです。エスコンは井上選手の盗塁の日に行きたかったです。

 

仕事の学びにと思ってファンに擬態していたつもりが、なっちゃってるみたいです。
ドカベンプロ野球編を読みながら実際のプロ野球も追いかけていた懐かしの小学生の頃以来、約20年ぶりの再燃です。

 

 

 

 

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