おはようございます。
今日は、カフェと音楽について。
私がラオスのことをなにもしらずにきて、
まさかのカフェをゼロから自分ひとりですべてをたちあげ経営するなんて
1ミリも思っていなかったことがおきました。
『カフェ』。
TOKYOでも世界に仕事や旅にいけば、ローカルのカフェを探し
足を運ぶことはしていました。
カフェで一番個人的に気になるのは、味や空間デザインインテリアもですが、
実はカフェで流れる「音楽」だったりします。
J-WAVEでナヴィゲーターとしてたくさんの音楽番組を担当させていただき
世界中の様々な音楽と出会えて、
もともと子供の頃から洋楽はじめたくさんのジャンルの音楽と触れ合う機会に
めぐまれていたのもあり、私は雑食以上のひろく多ジャンルの音楽を日常的に楽しむタイプ。
ラオス、の首都ヴィエンチャン。
この街の空気とあったかい陽気、熱帯の花から放たれるほんのりあまり香り。
クラシカルでコロニアルな風景と派手すぎないアジア的な建造物の融合。
街の景色を見ながら歩く中、ふと頭の中のジュークボックスから流れてきたのは、
ボサノヴァでした。
ラオスは、ボサノヴァが似合う街なんですね。
カフェでも、個人的な時間にも、ボサノヴァをうっすらかけることが増えました。
そして、もうひとつ、この街にしっくりとなじむ音楽が。
それが、日本のシティポップ。
山下達郎さん、大瀧詠一さんあたりは、カフェでも街でも、
メコン川に沈みゆく美しい夕日の景色に、もうほんとうにスムーズに
とけこんでいきます。
フランス領だったラオスには、ヨーロッパからの観光客が年間を通じてとても多く、
うちのカフェにもたくさんきてくださいます。
そして、驚いたことが。
あるフランス人カップルから、「わあ、あなたはTOKYOからきてるのね、
じゃあ、竹内まりあのプラスティックラブをかけてくれませんか」とリクエストが。
ここ数年、日本のシティポップが世界中で人気、
特に、このまりあさんの曲はいまではさらに大人気。
まさか、ラオスで私のカフェでこの曲をリクエストされる日がきたことは、
すっごいサプライズ。
https://www.youtube.com/watch?v=9Gj47G2e1Jc
その後、達郎さんの曲、そして、研ナオコさんの曲など、彼らのリクエストを
どんどんyoutubeからセレクトし、かけていきました。
そうしたら、なんだろう、すべての曲が、思いの外、カフェに、
そして、ラオスの空気とあうんですよね。
日本の経済成長とともに、潤沢な予算と、真摯にクオリティを妥協せず、
その当時の最高の才能実力あるアーティストたち制作陣の皆さんが
世界を高みを目指した熱いパッションがギュっと音に詰まっている。
その熱と音楽の素晴らしさが、
インターネットという世界を繋ぐメディアによって、
世界中の人々から絶賛されファンが大量にうまれている。
音楽こそ、「タイムレス」な世界になりました。すごくステキでうれしいこと。
日本のアーティストをアジア世界にプロモートするお仕事も長く続けてきたものとして、
ああ、ひとや、新しさにこだわる必要なない、
もっと自由に、「いいものはいい」と、素直に伝えていいんだな、と。
このリアルな事実、をラオスで実感できたことは、私の頭の中のあらたなマインドセットに。
なので、カフェでは、ゲストのリクエストがあれば、曲をおかけし、
また、お客がいないときなどは、若いラオス人のスタッフたちが聴きたい曲をガンガンかけて楽しむなど、カフェの「音楽」の楽しみ方をどんどん進化させています。
ちなみに、ラオスは、EDMはすごくポピュラーで、私も若いスタッフと一緒にガンガンきいて、
たまには、夜、スタッフの誕生会やイベント打ち上げのときなど、
みんなでいっしょに、カフェで踊ったりしています笑、10才の娘も一緒に。
ラオスの若者はけっこう横ノリで、みんな普段はまじめですが、お酒もよく飲むし、
すっごくラテン気質なとこもあって、陽気で楽しいです。
最近は、スタッフたちから、タイのポップスやラップなども教えてもらいながら、
タイの音楽のクオリティの高さにえらく驚く毎日です。
なんとタイの若いアーティストたちが、日本のシティポップが大好きでそこに影響を受けた
すばらしいポップスがどんどん誕生してるんですね。
このことも、早々に、ブログでご紹介していこうと思います。
そして、SIHOM CAFEのシティポップのプレイリストもyoutubeにつくっていこうと。
https://www.youtube.com/channel/UChsrO4csBSkTsCfDNws1ZZw/playlists?view_as=subscriber
まだ立ち上げたばかりですが、
お客様から実際にリクエストがあった曲を中心に曲を増やし、
私自身がキュレーションしていこうとおもいます。
みなさんも、なにかリクエストありましたら、おしらせください。
皆さんにも楽しんでいただけるよう、リストにいれていきます。
SIHOM CAFEは、日本のカルチャーをラオスで発信していくメディアとして
すこしずつ育てていこうとおもいます。
カフェは、メディア。やっと私自身が発信できるメディアを持つことができました。
50才の春は、まだまだあたらしい体験がたくさんありそうです笑。
<SIHOM CAFE facebookページ>
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