どうも、堀家です。
随分、お久しぶりになってしまいました。
大変失礼いたしました。
今日は新しくスタートするブランド、Tamme(タム)
以前、houyhnhnmでも紹介されており、既に期待値は高いのを感じてる。
https://www.houyhnhnm.jp/news/519502/
秋冬は自分のところのオンラインでローンチし、春夏から完全にお披露目に。
展示会で物静かに佇むデザイナーさん。雰囲気はばっちり。
ハンギングされている洋服たちも、良いオーラが出ていたのを今でも憶えている。
ここから先、実際洋服に向かった瞬間に、感じたのはセンスの良さ。って言葉があってるか分からないんだけど。
どうしても最初のローンチって、
やりたいことが詰まってて、ある意味ごちゃごちゃで(それも大好き)
収拾がついてないんだけど、その中から光る部分を探していく。そんな感じです。
僕らが愛しているdoubletもそう。みんなの熱量が乗ったANCELLMも同じ。
ENCOMINGもそうかな。
かたや、気持ち以上に、マーケットを意識していたり、なんとなくスタートした(こっちは嫌い)
ストーリーも見えにくいのは、どうしても触手が伸びない。
じゃあ、Tammeは?
正直どちらでもなかった。
正確には、そういうベクトルじゃないというのが、正しい気がする。
なんだろう。
未完成なんだけど、ものすごく完成に近い。もしくは完成に向かっている道筋が見えるというか。
イメージ過多でもテクニックに溺れてるわけでもなく。
ただ、今できることをカタチにしてみました。と言っていたのが印象的。
元々、世界的でテクニックが必要なブランドでの経験し、そこで頭角を現したデザイナーは、
既に目線が違った。
やりたいことはドロッとしているが、それを技術で物凄く美しく、洋服で表現している。
その中でも、自分の心をつかんだのが、抜群なブルゾン類。
MK3 JACKET。
Royal Air Forceのフライトジャケットを再構築し、丸っこいシルエットと、凛としたブルゾン。
生地とかそういうのは詳しくわからないけど、とにかくかっこいい。の一言。
スタンドを留めた瞬間に、ぞくっとするようなかっこよさ。
こういう一つの表情が非常に大事。
大きいとか小さいとか、そういことじゃなく、
超越と卓越の融合。
これはTammeのすべてのアイテムに言えること。
BA COMBAT BLOUSON
イギリス軍のP60スモッグがベース。
おそらく末期のモデルがベースになっていると思う。
無駄はそぎ落とし、足すディテールは足して。
非常に美しい計算式だと思います。
最後はMK3ベースをコートに。
とにかく新たな才能がまた一つ。
ANCELLM、ENCOMING、TANAKA、そしてTamme。
新たに触れる才能は、非常に刺激的で、どんな化学反応がおこるのか。
楽しみです。
展開は渋谷店と堀江店。
宜しくお願い致します。
是非店頭で
失礼します。