BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

戦争には反対だね

 WBCが始まって、テレビでは連日その話題が流れている。日本代表が勝つと、どこか街の空気が柔らかくなる。もちろんぼくも応援している。でも正直に言えば、ぼくの関心はやはりサッカーワールドカップのほうに傾いている。四年に一度やってくる、あの少し特別な時間だ。

 何人かの日本代表選手が怪我をしているというニュースを聞くたびに、胸の奥がざわつく。間に合うのだろうか、と考える。でも答えはどこにもない。時間だけが、一定の速度で前に進んでいく。

 今年のワールドカップはアメリカ、カナダ、メキシコの共催だという。地図の上では、それはひとつの大きな祝祭の輪のように見える。でも現実はもう少し複雑だ。いまアメリカと戦争状態にあるイランは、代表を送らないと決めたらしい。選手たちは政治とは直接関係がない。それでも、世界の大きな歯車が回るとき、小さな個人は簡単にその外側に押し出されてしまう。

 スポーツは、たぶん平和の上にそっと置かれた薄いガラスの器のようなものだ。ひとたび大きな衝撃が加われば、音もなくひびが入る。

 ぼくはただ、スタジアムの芝生の匂いと、夜風の中で鳴る歓声を思い浮かべる。

 世界が少し静かであれば、それだけで十分なのだけれど。

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 自分で書いた文を某作家風にアレンジしてみてくれとチャッピーにお願いしてできたものが上の文。面白いのでそのまま貼ります。

 

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