実際に靴を作っている機械たち。
靴を始めてからずっと不思議に思っている事
何故靴を製作するマシーンはこんなにデカいのか。これらの機械は一つの作業しかできません。
甲からつま先のみ吊り込む機械
踵を纏めるだけの機械
ヒールを圧着する為だけの機械
靴の機械は基本的に、油圧、もしくはエアー、もしくはその両方を使って作動させます。
油は旧車のエンジンオイルと同じ鉱物油、しかも硬いオイルです。なもんで冬場は作動してあったまるまでに時間がかかる、ようは暖気ですね。
古い機械なのでオイルも漏れます。漏れたら足します。
もう少しコンパクトにならないかとも思ったりはするのですが、長年使っているとこの大きさに安心感を覚えるようになりました。
機械はオランダ製とかイタリア製、ミシン関係はドイツ製のものが多く。作りはいたってシンプル。
前のブログにも触れましたが、やはり古い鉄は強いですね。シリンダー関係は鍛造ものでしょうし。
とはいえ最近ちょこちょこガタがきています。自分で直せるように勉強したいなとも思いますが、いかんせんマニュアルも教科書もなく、今となっては浅草には2人位しかメンテできる人もいなくなりました。
こまったものです。