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BLOG - 手嶋 慎(MAKERS デザイナー)

クラシックカーの今

今年の夏に3年間のっていたPorsche993を手放し、ご縁があって67`Porsche912を購入し、現在当時の状態にできる限り戻すべく鹿児島にて整備を進めている。

993の前はNISSANのFairladyZ S30

高度経済成長時に生まれてきた国産車にはやはりどこか夢があり、それに憧れ、購入を決めて乗っていました。がやはり50年前の車っていうのは何かしら問題が多々ありました。熟練の整備工場じゃないとしっかりメンテナンスすることは不可能。今後は更に維持していくのは難しいんじゃないかなぁと(お金の面でも職人不足においても)。

その後ネオクラの波もあり993に乗り、数年過ごしてきたのですが、なんでしょう。とてもいい車だし、速いし、高速も楽。でも何かが足りないと思っていた時に912の話が舞い込んできました。

とはいえZよりも更に古い1967年式の車、Zの時と同じ運命を辿ってしまうのかなとも考えましたが、幸いとっても腕のいい職人さんと古き良きポルシェを熟知している方の監督もあり。

まったく不安のない状態で作業が進行している。

どうでもいいっちゃって話ではあるのですが、自分が手に入れた912は日本に正規輸入されたのが100台しかないってのと、某有名国内メーカーのコーションプレート付きで当時ポルシェという車がどんなものなんだって事で代理店を介して購入し、国内に流れてきた車なんじゃないかなと。

 

なんかロマンがあるって事は個人的なあれですが、何が言いたいかって言うと素性がはっきりしてる車だって事です。

今中古販売サイトに流れているクラシックカーって実際の素性なんて、とうの昔に色褪せてます。でも希少車だから値段が高い。中がどうなってるかなんて蓋開けてみないとわかりません。

よく聞くフルレストア車っていうのも大概くさい部分には蓋をしてしまっていることが多い。

そういう部分も全部知るのは難しいし、買った後に何かあっても知りませんでしたで終わります。

あげくのはてにはパーツがない、、みたいな。

 

この車は90馬力、非力ではありますが高速100キロ以上の巡航もなんの不自由もありません。

電気も水素もいいけど化石燃料で動く古い車の方がとってもエコな気がするのは自分だけでしょうか?

整備日記更新していこうかな。

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