BLOG - 手嶋 慎(MAKERS デザイナー)

独りクルマ言③(AUDI/R8試乗記②)

先日 AUDI R8FSIのエクステリア&インテリアについて個人的な感想を書かせてもらいました。

今回は実際に乗った印象について。

前置きすると、自分は今までスポーツカーを運転した事がない。

ですので比較対象が自分のポルシェ位しかないのですが、ある意味違ったアングルインスピレーションになってしまうかも。

最近のスポーツカーはモード選択でバルブ開放だったり、ガソリンの噴射量等を変えて走りとエンジンサウンドを楽しめるようになっています。

R8も勿論

コンフォート、ダイナミック、オート、インディビジュアルの4タイプからポチっとできる仕様になってます。

自分が試してわかりやすかったのはコンフォートとダイナミックモード。

コンフォートはノーマル状態といった所でしょうか。

スポーツカーとは思えない快適な乗り心地、街乗りでコンビニ行くのもなんてことない位、スムーズに運転可能。唯一気になるのは車幅でしょうか。前回にも書いたように1900オーバー。自分が横になっても足りません。

東京の少し狭い道を走るのには難儀するかなぁという感じ。

ドライビングシートから見える景色は良好。見切りも悪くなく比較的見やすいような気がしました。車高はもちろん低いのですが、そんなに狭いという印象はありません。

浅草の街中を走ったのですが、もう最近の車にMT機能なんて必要ないのだなというのを実感しました。手でやるよか機械の方が賢くてよっぽど速い(笑)

なんだろう少し残念な気持ちもしますが、シフトダウン時のブリッピングも完璧。

つたない素人な車好きの印象からするとゲーム感覚といいましょうか。

ハンドル操作も程よい軽さで急ハンドルの車線変更も水黽ばりのスムーズさ。

なれたところでダイナミックモードに変更。もちろん運転しながらポチ可能なわけで。

制限速度内での急発進、アクセル踏み込んでからのロスは非常にすくなく、シフトアップもこれまたスムーズ。背中から受けるエンジン音はまったくの別物。

素晴らしいの一言。

走る事はもちろんなのですが、自分が今年サーキットに行ったときに思ったのがブレーキ性能の大切さ。ポルシェのブレーキは宇宙一なんてよく聞いたりしますが、いやはやなんのその、R8のブレーキもすごいの一言。踏んだ感触に対してリニアに反応し、なおかつシフトダウン時のブリッピングもスムーズ。思った所でしっかりと止まってくれます。

3000万近くする車はここまでの事は当たり前なのでしょうが、恐れ入りましたといった感じです。

自分の結論からすると、普段乗りでも問題なく、長距離も楽しめるオールラウンドな最新スポーツカーという印象が強く残りました。

他のスポーツカーにもタイミングがあれば乗ってみたい。色々な個性が各メーカーあるのだろうなと。エンジンフェチの自分としては空冷水平対向6気筒が好みではありますが、V10の軽やかで最初から澄んだ音色も甲乙つけ難い。

結果やはりAUDIはRS4が一番欲しいのは揺るぎませんでした。

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