先日、細野晴臣さんがラジオで
高橋幸宏さんの最高傑作だ。とおっしゃってPLAYされていたのが
“Camouflage” (YMO “BGM” に収録)
これがベストヒットUSA、あのキラキラ POPS 全盛期の
81年にリリースされている なんて驚きです。
90年代のダークでアンダーグラウンドな
デトロイトテクノを理解しないと
DOPEさが わかならい様なところがあります。
コレって6〜10年くらい先でしょうか・・・
とっっても早い感覚ですよね。
僕には
このアルバムが90年代 クラブ、レイブ、ダンスミュージック時代を
予見したものであり、
世界で全く誰も やっていない領域への挑戦であったように思えてなりません。
音色一つ一つが金属的でDOPE。本当に未来都市のようでカッコイイ。
それもその筈で、
この曲はデトロイトテクノを生み出した一人。
Rhythm Is Rhythm – Strings Of Life で有名なレジェンド、
デリックメイが以前、この雑誌でフェイバリットに挙げていました。
さらに
YMOの このアルバム”BGM”には
坂本龍一さん”千のナイフ” の808バージョンのセルフリミックスが収録されています。
なんと
これは、
世界的に808が広まるキッカケになった
アフリカバンバータの”PLANET ROCK”(ビート制作はアーサーベイカー)
よりも 早いリリースなんです。
世界で初めてRoland 808を使って作られたHIPHOPビート。
実は本場USの 808 HIPHOPよりも先に、
新しい808 HIPHOPのビートを
提示していたなんて驚きです。
今聞くと、 “音楽的” にも メロディー、コードの被せ方、
ドラムマシンの 美味しいトコロも 最初から・・・かなり完成している。
流石・・・本当に素晴らしくて感動します。
“BGM”のアルバムは
当時タイムリーで聴いていた
YMOファンの方でも
難解だったという方もいらっしゃいました。
これは、
90〜2000年代のダンスミュージックを
通過してこそ、最高傑作なのかもしれません。
YMOの偉業がTVや記事で 語られる際、
ほとんど 取り上げられない”BGM”・・・
後に主流となる 808 HIPHOP、DETROIT TECHNO を
世界に先んじて提案している 先進的な このアルバム。
YMOの1stがリリースされた時には
クラフトワークやジョルジオモロダーが電子音楽+ダンスミュージックを
既に やっていました。この動画でも3番目だと仰っていますが
その後の
“BGM”では TR-808など 未だ世に出ていない機材が使用されています。
世界で全く誰も やっていない領域への挑戦であったように思えてなりません。
僕は セールス度外視の このような姿勢のアーティストが大好き。
とても重要で、これこそが 国宝のように感じます。
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