幅を広げるというのは遊びの正常進化（MMA×narifuriコラボレーション）

「自転車で山まで行って、トレイルを走って、その後に温泉って楽しそうじゃない？」

昨年、ぼくとnarifuriディレクターの田原さんとcircle AOMORIの石戸谷さんでそんな話をしていた。青森は遊べるフィールドが多いが、その移動として自転車をライド。移動時間すらも遊んでしまうのだ。narifuriさんは自転車、MMAはトレイルランニングというアクティビティをベースにしているからこそ生まれた発想。

楽しそうである。楽しそうでしょ。

ということで、いつか青森でやる前に、まずはぼくらのホームフィールドである東京で「RIDE&RUN」。フイナムランニングクラブのメンバーもJOINして、千駄ヶ谷のnarifuriさん東京店から東東京エリアを自転車と足で駆け巡りました。

【FOCUS IT.】ナリフリとMMAが提案。「自転車」と「ランニング」を絡めた新しい遊びを体験してきました。

面白いことに、そんな遊びのアイデアから始まったのに、モノ作りにも化学反応が起きた。異なるアクティビティで活きるディティールが自分たちのブランドにも活かせることにたくさん気づいたのだ。

ファッションラン系有名人の牧野さんが着用しているベストは、フロントは撥水素材に防寒性のあるPOLARTEC Alphaをキルティング。後ろは速乾機能のあるジャージにメッシュでポケットをつけている。

MMA×narifuri Dot Camo Alpha vest

ぼくが着ているのがnarifuriさん定番のウィンドブレーカーをベースに、こちらも背中をジャージ素材で切り替えて、ファスナーを小型のものにするなど軽量化している。

MMA×narifuri Dot Camo Wind Shell (M-khaki)

MMA×narifuri Dot Camo Wind Shell (N-navy)

自転車は前からの風を防げばいいという発想。これはランニングにはない発想だが、運動負荷が高く発汗も多いランニングもこれでよくない？実際にぼくはかなりの汗かきなのだが、とても快適だった。

MMA×narifuri Dot Camo Buff

今回オリジナルでデザインしたドットカモをプリントしたBUFF。特別に別注しました。当日はそこそこ寒かったのだが、BUFFが一枚あるだけで防寒性アップ。ぼくは首に巻き、フイナム山本さんはマスクのように使っていた。顔に風があたる自転車ならではの使い方で、あらためてBUFFのマルチさを実感。

残りわずかです。

そして特筆すべきはバイクパンツ。こちらもnarifuriさんの定番をベースに、MMAお得意のバック三連ポケットをプラス。素材は軽量な撥水ストレッチ素材で、自転車ライドでまったくストレスなし！とても履きやすい。

三連ポケットにはスマホを入れることもできるので、信号で停まる度にサッと取り出して場所やルートを確認。ポケットの裏はメッシュになっていてベンチレーション機能も。

後ろから見ると、オリジナルドットカモがグラフィカルなアイコンとなっている。街中で映えるというのは、コラボレーションの醍醐味のひとつ。

MMA×narifuri Dot Camo Cropped Pants (M-khaki)

MMA×narifuri Dot Camo Cropped Pants (N-black)

もちろん、すべてのアイテムがランニングでの使用も問題なし。

実際に体験してもらえば、RIDE&RUNは楽しいと感じていただけるはず。今は新型コロナウイルスで多くのレースが中止になっていて、モチベーションを失う方も少なくないかもしれない。でも、競技的にレースに取り組むのはまっとうな楽しみ方なのだけれど、もっと「ランニング」は遊べるはずで、その遊び方を見つける機会とポジティブに考えたい。

青森まで行くのは少し大変だけど、都内を巡るだけでも楽しいし、目的地まで自転車で移動して、ランして、また自転車で帰るなんてことも。行動範囲がグッと広がる。

例えば「多摩川台公園まで走りに行きたいな」と思っても、我が家からは10k以上あるので走ると往復30kコース。しかし行き帰りを自転車にするだけでハードルがぐぐっと下がるうえに、異なる楽しさも味わえる。