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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

オーバーツーリズム

 先週は苗場に一泊し、かぐらスキー場へ。そしてバックカントリーを楽しんできた。スキーの底に滑り止めのシールを貼って、山を登っていく。疲れるが面白いように進める。一番上のリフトから標高で100メートルくらいさらに登り、そこからゆっくりと新雪のパウダーを味わう。すっ転んでも痛くないが、起き上がるのは骨が折れる。

 森林限界を超えるあたりの景色は別世界。東京から新幹線で1時間ちょっとと車で数十分でこんな景色(下の写真)に出会える。広いようで日本はいろんなアクティビティエリアが近い。その気になればスキー帰りに銀座でお寿司、そして翌日サーフィンにも行ける。そんな国はそうザラにはない。

 そんな魅力もあってかインバウンドの勢いがすごい。代官山に30年いるが、こんなに人が歩いているのを見るのはあの東日本大震災で帰宅者が八幡通りを数珠繋ぎになって以来じゃないかと思わせるほどの混雑。以前はいつでも入れた飲食店も待ち人多数ということも珍しくない。特に多いのが中国からの人たち。春節だからだろうね。

 もちろん苗場プリンスも中国からの人たちが目立った。松任谷由実のコンサートも同時期に開催されていて、ホテルはるつぼ状態。

 とにかく日本中がオーバーツーリズム。観光地からは悲鳴が聞こえてくる。

 

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