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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

ミネアポリスが燃えている

 アメリカが大変なことになってる。コロナもまだ収束していないのに、およそ全米40州で大規模なデモが行われた。きっかけは警官による黒人男性への行き過ぎた取り締まりによりその男性が死亡したということ。それを発端に抗議活動に広がった。

 現地に住む知人の話ではむしろ黒人層というよりも白人層が多くこのデモに参加しているという。これまでに燻っていた差別問題や過度な警察の暴力に対する抗議だ。そしてコロナによる失業などの経済格差に喘ぐ人たちが、この件をきっかけに一気に爆発したということらしい。

 しかし彼らは強奪や暴動を引き起こしているわけではなく、一部の過激分子がそれを煽っている。彼らをインスティゲーターという。訳すと扇動者。

 こっちから見ると全米が怒っているように思えるが、どうやらそうではない。

 さらなる暴力の連鎖が起こらないことと、これによってまたコロナの拡散がないことを祈るしかない。

 世界に目を向けるといろんなところでいろんな抗議活動が行われている。香港もまた中国に飲み込まれようとしていて大変である。

 我が国も70年代くらいまでは、こうしたデモや抗議活動が激しかったがいつのまにか沈静化してしまった。しかし行政の体たらくに抗議する集会は活動はもうすこしあってもいいかなと思う。暴力はいかんけど。

 

 

 

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