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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

ジャンピングシューズ

ナイキの厚底シューズ問題にいちおう決着がついたようで。要するにオリンピックまでは現状のまま。つまりこれまで発売されているシューズに関しては使用してもいいということになった。まあ、ニュース等でご存知ですね。

しかしこれから出る新製品については、当局の審査が必要というからこれまで準備をしてきたライバルメーカーにとっては、むしろ裏目にでた決定である。日本のメーカーもいろいろ準備しているのに、後発だからといってオリンピックで使えなければ格好のプロモーションの機会を失ってしまう。したがってこの決定は、すこしアンフェアだと感じる。

まあ、これからの他メーカー製品が、審査を通ればいいのだけれど。ちょっと同情を禁じ得ないな。

しかしこの問題パラリンピックの陸上選手の人体拡張問題(バネのある義足で幅跳び距離が驚異的に伸びるなど)もはらんで今後さらに複雑になっていくもよう。

道具を使ったある種のドーピング。クルマのF1みたいに厳しいレギュレーションが施行されるのはすこし先になるだろうけど、時間の問題。

この問題を先日、酒場で友人たちと話していたら、NY帰りの友人は「ドクター中松のジャンピングシューズ」と大声を張り上げ喜んでいた。

みんな思い出すことは同じなんだなと遠い目をしてしまいました。

 

 

 

 

 

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