昨年6月に「グローブスペックス京都店」がスタートしました。
京都店が落ち着いてペースに乗り始めたら、ビルのオーナーから聞かされていた老朽化に伴う建て替え計画があった渋谷店の移転を行う予定にしていました。コロナ禍で渋谷に空き物件が増えたこともあり、すんなりと理想的な場所への移転が完了したのは今年4月のことです。
そして6月29日のブログで発表した通り、今度は代官山店も移転することになったのです。
7月27日(火)から新代官山店はオープンします。今まだ8割くらいの完成度ですが、だいぶ店の様子が形になってきました。京都店、渋谷店とも、自分でも非常に気に入っている出来ですが、この新しい代官山店の出来栄えはスゴイです! 自画自賛のようになってしまいますが、今回は出来るだけ今までの代官山店の貴重な什器や装飾を生かしながら、今までを凌駕する店舗を目指しました。
サインアートは京都店と渋谷店同様、「NUTS ART WORKS」の比内さんにお願いしていますが、今回の店の造作とデザインを「ROBERT HOUSE」の渡辺さんにお願いすることにしました。渡辺さんと組むのは初めてですが、リスペクトし、信頼している「Old Joe」の髙木さんのお店を始め、数々の素晴らしいお店も手掛けられています。そして何よりそれらのお店はすべてチェーン展開しているようなところではなく、すべてが個性あふれる特徴とオーラを持ったお店ばかりで、「グローブスペックス」との相性は言わずもがなでピッタリなことは分かっていました。
今週末に出来上がるので、まだ完成ではありませんが、この段階で見ていても、今回の店は自分でイメージしていたものを超えています。渡辺さんと比内さん以外に、植木の植栽ではまた芳賀さんにお願いしましたが、「ROBERT HOUSE」渡辺さん+「NUTS ART WORKS」比内さん+「chibi」芳賀さん+「グローブスペックス」岡田が、1+1+1+1=4ではなく、1+1+1+1=10になっていく感覚です。何人かのアーティストが感覚や方向性を共有して、それぞれの仕事で最大限の力を発揮してくださり、それが合わさるとこんなにスゴイ店が出来上がるんだ!と改めて思いました。
また今回の店作りの進行においては最初に決めた図面通りにきっちり仕上げて行くのではなく、作りながらその場の発想でどんどんプランを変えていったことも、とても良い結果に繋がっています。実際に作り込み、色、家具の店舗内での大きさや質感、光の中での見え方など、現場で実際に配置してみないと見えてこないイメージがたくさんあります。
いつも家具、照明、鏡、装飾品など海外のアンティークモールやマーケットでセレクトしていましたが、今回はコロナ禍で海外に出られなかったのですが、日本にも素晴らしい品揃えのお店がいくつかあることも分かりました。大部分は今までの代官山店からそのまま移設しましたが、照明や什器など一部追加したものは、海外に出ずともそのような日本にある素晴らしいお店からセレクトすることが出来ました。
今までの代官山店は2016年に「代官山アドレス」から移転してスタートし、2017年にはミラノで毎年開催される世界最大級の国際眼鏡展示会「MIDO」において、世界一の眼鏡店として「Bestore Award」を受賞した店だったので、本当はずっと長くさらに磨きを掛けて育てて行こうと思っていました。店舗のある場所が再開発されることになっての移動ですが、世界一に選ばれた店をさらに超えて凌駕することは並大抵ではありません。でもそれが実現しつつあります!
今8割ぐらいの出来でこの感じです。週末までに更に仕上がっていきます。
来週7月27日オープンです! ぜひ実際の店を見に来てください!