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BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

新しいグローブスペックス渋谷店、オープンしました!

週末の日曜の夜、深夜まで準備を進めてバタバタしていましたが、昨日「グローブスペックス新渋谷店」を何とかオープンさせました!

4月9日のブログで新しい渋谷店のコンセプトなどご紹介しましたが、今日はでき上がった実際の店舗を初めてお披露目します。

ますは外観から。先日のブログでは未完成だったファサードを紹介しましたが、これが完成形です。植栽のアーティストである中目黒の「chibi」芳賀さんの植え込みが入り口前を良い雰囲気にしています。ファサードのサインアートはすべてNUTS ART WORKSさんによるものです。

店の前にある北谷公園も一新され、「KITAYA PARK」に。以前は喫煙所兼駐輪場だったのがとてもきれいになりました。「BLUE BOTTLE」のコーヒーも公園で販売されています。公園側からお店を見るとこんな感じです。

1階ウインドウにはNUTS ART WORKSさんのサインアートが目立ちます。

そのウインドウの前を「chibi」の植栽が飾ります。バナナの木やさまざまな珍しいシダなどが植えられ、ジュラシックパーク風です。

3階のウインドウを見上げると右側の窓にメガネを描いた絵が見えますが、これは2010年に前の渋谷店の外壁にウォールペインティングを描いてくれたNYのアーティストであるピーター・セジュウィックが、ペインティングする前に用意していた台紙を使い、即席で作ってくれたコラージュです。ずっと保管してあったものです。

壁にあるウォールペインティングと比較してみると分かるかと思います。

 

では店内をご紹介します。

入り口から見るとこんな感じです。以前の渋谷店と比べるとキレイ目に見えるかもしれません。

入り口に立つとこの様に見えます。

京都店と同様の古いヨーロッパの眼鏡店看板が天井から迎え入れてくれる光景は、ここ最近の「グローブスペックス」店舗の基本となってきました。

 

1階はこんな感じです。入って左側の空間。1960年代のフランス郵便局で使われていたポストオフィスデスクは2003年(旧渋谷店時代)から使い続けています。

この大きなテーブルは今回新調したオーク材のテーブル。

 

入って右側の空間はこんな感じです。

この空間の中央にある大きな家具は数年前にポートランドの仲の良いアンティークディーラーから薦められた、ワイン屋さんで使っていたというワイン収納・ディスプレイ用カウンター。ワインのオリを逃す様にワインボトルを大量に斜めに格納するように作られていましたが、改造してメガネを収納しやすい引き出し型トレイを備え付けて、中にライトも組み込んだので引き出せばこのままお客様にプレゼンテーションもできます。

渋谷店は「グローブスペックス」がスタートしたこの場所に戻ってくるまで2回移転し、毎回少しずつ店が大きくなった分、家具も増えてきたのですが、この新しい渋谷店では8割以上もともと使っていた家具を生かしたり、改造して転用しており、サスティナブルな店舗計画にしました。でも全体の雰囲気は一新されていると思います。

ディテールにはあちこちに遊びも散らして配しているので、店を訪れたらいろいろ探してみて下さい。

3階は踊り場にたどり着くとこのサインが見えます。新設となる「OAK ROOM」。

オーク材の家具が多いことからそのように命名しました。

向かって左側の空間にはアンティーク・ビンテージのアイウェア、バッファローホーン水牛の角のメガネとアクセサリー、「GERNOT LINDNER」のスターリング・シルバー製アイウェアコレクションなどを用意しています。

突き当たりの壁にはNUTS ART WORKS比内さんの力作のサインアートが飾られています。このアート作品はかなり特殊な技で作られており、1800年代中期くらいから見られるガラスに金箔や銀箔を使用した看板チッピングと合わせたグラスサインの製法で、100年くらい前、主にフランスでメゾンなどがこの手法でサインを作っていたそうです。工程の複雑さや非常に高度な技術を要することから次第に見られなくなりましたが、比内さんは独学で少ない文献を基にトライアンドエラーを繰り返して再現することに成功したそうです。素晴らしいですね! 板ガラスをサイズに合わせて切りとるデリケートな作業を要するため、すべてご自身のアトリエにて手作りで仕上げるそうです。

もう一方の壁には非常に古く18世紀くらいからのアンティーク(非売品です)や私が初めてかけたメガネ、初めて強くファッションを感じたNY赴任時代のメガネなども併せて展示している壁掛け什器があります。

またレンズを測定するレンズメーターは世界最古のものや、美しい1960年代の「アメリカン・オプティカル」社製のものも展示し、「カールツァイス・イエナ」の古い顕微鏡や、クリップオン式の老眼用レンズなど非常に珍しい光学機器や当時の光学品などもミュージアム的に展示しています。

「OAK ROOM」と命名するに至った、この空間を特徴付ける家具は、約100年前にフランスの金物屋さんで使われていた家具で、この中にもビンテージのメガネをたっぷり収納し、ご覧頂けます。

 

他はこんな感じの家具や装飾が並びます。

右側は私がパーソナルに似合うメガネをお見立てしたり、非常に精密な視力チェックの技術的なサービスを提供する新しい空間です。

空間に入るすぐ手前には「せかほし」の番組中で私と三浦春馬さんが掛けたラインストーンのメガネや、NYのセリマが私の還暦祝いに作ってくれた私と彼女の似顔絵人形などが展示されたショーケースがあります。

 

このお見立てサロンにはメガネは置いておらず、私がその方に似合うデザインを見つけてきてこの空間でご提案します。

非常に精密な視力チェックはこの空間で行います。

この空間には私の個人的な好きなものがたくさん散りばめてあったり、やはりはずしのアイテムもいろいろ置いてあります。

お見立てサロンは予約制でアポイントを承ります。ご希望の方は「グローブスペックス渋谷店」までご連絡下さい。(グローブスペックス渋谷店:03-5459-8377)

特に加算料金はありませんし、もし万が一気に入ったデザインが見つからない時は購入を絶対とはしませんので、お気軽にどうぞ! 必ず似合うメガネを見つけます!

「グローブスペックス」が始まったこの場所で再スタートします。これからも皆様にとても喜んで、満足頂ける提案と技術的サービスを提供し続けていきますので、ぜひご来店ください!

仲良くして頂いているブランドやメディアの方々からたくさんのお祝いのお花も頂き、非常に嬉しかったです。「グローブスペックス」のメガネアンバサダーと言って過言ではないスタイリストの小川夢乃さんもオープン初日に駆けつけてくれました。またこの店で多くの方々にお目に掛かることを楽しみにしています!

 

 

 

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