2011年にkolorからリリースされたタマムシ色のベージュのパンツ…クリノをはじめヨシワラやジョージやわたしやあのお客様もこのお客様も当時は購入したヒットアイテムです。

極薄のシャンブレー生地で独特のハリ、真夏の暑い時期でもへっちゃらで個人的にも非常に気に入っています。当時のデザインの特徴なので文句はありませんが今穿くと切りっぱなしの股下はやや短い…最近はわたしより背が低い奥さんのクローゼットが定宿になっています。

で、話はかわってわたしの長男。

彼はわたしの影響かファッションを生業にしたいと大阪の生地屋さんに就職しました。もうすでに3年が経過していろんなお取引先に出向いています。

ある時帰省してきたときに仕事の話になり、”パパが欲しい生地ってどんなもの?”と聞かれ、それなら買い足したいけど市場にあまりない10年前のkolorのあのシャンブレーのパンツを見せてこんなタマムシの極薄の生地が欲しいとアイデアを伝えた訳です。

その後長男はいろんな混率、経糸横糸の構成、染色の違いなどたくさん試作を重ねその都度わたしに見せてくれたものです。

 

納得のいく生地ができたようで何より。

長男いわく、タテが80/2ガス焼きで毛羽を取った細番双糸のしかも強撚糸、横がナイロン50d×2本の引き揃え(100d) 後染めでシャンブレー表現してるバーバリー風コットンナイロンギャバジン。
タテの強燃糸にすることでシャリ感が出て生地が落ち過ぎないシャキッと芯が入ってナイロンの光沢も合わさって綺麗な玉虫色になっているのが特徴!とのこと。

そんな経緯なので彼はこの生地の名前を”パパシャンブレー”と名付けました(その名称で営業しているらしいです)。

 

もちろんDistrictでも製品化できないか検討してもらいこのたび(金曜日)発売になります。

 

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