”死”は前よりずっと身近なものになって、前よりずっと正直に生きたいと思うようになった。
私は何かの影に隠れながら”地味”に生きたくないのだ。
KraftwerkのオリジナルメンバーであるFlorian Schneiderが亡くなった。
それだけではない。DJのMike Huckbay、Pascal FEOS、ドラマーのTony Allenと
訃報はずっと続いている。Pascal FEOSは、WOMBでの初現場の時のゲストだった。
死因はコロナウイルスではないけれど、時代を超えて功績を挙げた人たちは、”ぢゃー、お先に。”と
この世を去っていってしまうのだろうか。大きな変化に戸惑いながら、その変化を受け入れ、自らも
変わり、ウイルスと共存していかなくてはならない”コロナ時代”とはそういうものなのだろうか?
この世に功績を残せたのなら思い残すことは何もないのかもしれない。
でも、もし今自分がこの世を去ったら?まだまだ中途半端過ぎて多くの後悔を残すことになる。
だから、私はこれまで以上に自分の考えや気持ちを正直に伝え、行動していきたいと思った。
いつ死が訪れるか分からない今、自分を守るためのちっぽけなプライドなど一番不要なのだ。
アイデンティティー、政治、サステナビリティー、音楽やファッションというカルチャー、
そして、人間関係。大切だと思うこと全てに正直でいたい。
遺書まで書いて、最前線で働いている医療従事者へ感謝と敬意を込めて、街中が拍手を送った時、
動画を撮りながら涙が止まらなかった。顔も名前も知らない、会ったことのない人たちへの思いが
溢れた。”人間らしく生きる”とはそうゆうことなのだと思う。
ドイツは想像していたより早く制限解除を開始し、一気に人にも店にも街にも笑顔が戻っていった。
外はもう夜の9時まで明るく、オープンテラスで寛げる大好きな季節が始まった。
ありがたいことに、気が触れるほど忙しかった先月ですが、いろいろ掲載され出したので下記に
まとめました。まだ、一部となりますが是非ご覧ください。
【VOGUE Japan】
音楽連載:「テレワーク疲れ解消に!マインドスイッチできるプレイリスト」
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/playlist-working-from-home
CHANGE連載:「90年代のガジェットをアップサイクル。ウクライナ人アーティストが発信する
テック・ファッション。【イットなサステナブランド】
https://www.vogue.co.jp/change/article/hanne-zaruma
『私の街では今 Vol.8〜ベルリン編』
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/life-after-covid-19-berlin
【mixmag Japan】
Interview : 極上のアヴァンギャルド、奇才dOPがウクライナのレーベルから初EP「Carousel」をリリース!!
https://www.mixmag.jp/features/dop-carousel-interview.html
【Qetic】
連載コラム:コロナ時代に音楽はどう存在するのか?|ベルリンで生きるアーティスト・
スペシャル編Vol.1
https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/berlin-artist-interview-01/354056/