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BLOG - 道田有妃(マーチングバンド隊長)

2020のこり3ヶ月

何かについて知りたいと思った時、かつてはまずニューロンをセルフ刺激しながら、アタマの中に考えをめぐらせ、想像をふくらませ。


それから知ってそうな先人に問うてみたり、図書館で(関連しそうな)文献を探してみたり、はたまた”それ”がありそうな場所に赴いたり。

いまはどうでしょう。

おそらく会議の最中も間髪入れず、手元のデジタルデバイスでピピピのピ。すぐに”見て”情報を入手。次にその言葉が出てきたときにはもう大丈夫、情報は入手しましたから。


インターネット。それはとてつもなく広く大きく深い情報の海原。あまりにも簡単にアクセスできるあまりにも膨大な情報に困惑してしまいます。最初に出てくる1000ページ、これを精査するにも一苦労。10000ページも結果が出てきたらもう、お手上げです。

この膨大な情報を有効に活用するためにはまず、知識が求められます。知識あってこそ情報の性質を的確にとらえ、分類・分析、そして他者に伝達することができるのだと思います。
ちなみに言葉を正確に捕まえるために広辞苑を引いてみます。

知識:①ある事項について知っていること。また、その内容。「豊富な—」

いっぽう

知恵:①物事の理を悟り、適切に処理する能力。「—を働かせる」「—がつく」

要するに、知識はインフォメーション。荒々しい情報(事実か事実と異なるか、は別として)。知恵はその中からさらに一歩進んだ理解を経て、会得したもの。

この二つが礎となり、さらに個人の固有の体験や経験、先天的・後天的環境などが幾重にも重なり、さらにさらに他者に”伝える”という意思をもってアウトプットされたもの。

これを情報の受け手がそれぞれにまた情報としてインプットし、知見・経験を重ねて感性のヒダを刺激し明日への糧・知恵としていく。

そうやって社会全体が発展(経済的な意味にとどまらずヒトとして)しつづければよいなあ、と思うのです。

これをわたしは”編集”と呼びます。”編集”できるヒト。

メディアの編集者はもちろん、デザイナーもバイヤーも、経営者でもシェフでもどなたでも。知識を知恵に、自分らしく生きている方々をとっても尊敬しています、ということをここに宣言いたします。

感覚だけでここまできてしまったわたしの、ブログデビューにあたってのラブレター。
それではどうぞ良い1日をお過ごしください。

 

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