BLOG - 小牟田 亮(フイナム編集長)

結局、本という説。

先日配信した弊社のニュースレター、自分が担当させていただきました。

本や、読書、書店について。

どこまでがアナログに返っていくのか、いかないのか。

しばらくはそういうことを考えて過ごすことになりそうです。

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しばらくの間、ろくに読書をしていなかったのに、最近気がつくと本を手に取っている。

行き帰りの電車のなかで慌ただしく本を開き、読書のかたわらに昼ごはんを済ませ、寸暇を惜しんでページをめくる。かつて夢中になったあの習慣が少しずつ戻ってきている。

本を読む。それだけでいいことをしている気になるのはなぜだろう。なんだか自己肯定感も上がる気がする。ドーパミンではない何かが出ているのは間違いない。

それにしても、近頃本や読書、書店に関するニュースを見ることが増えたような気がする。

まず、独立系の書店が増えているという。たしかに自分の周りにも本業ではないにしろ、自身の趣味の延長線で小さな書店を開いた人が何人かいる。それにはこんなサービスも影響しているのかもしれない。

先日訪れた駒沢の「Park Books」は、ささやかなスペースに店主の思いがぎっしりとつまった、それはそれは素敵な空間だった。どうせならこういうところで本を買いたい。

また、韓国では「テキストヒップ」という動きが盛り上がっているという。意味はそのままで、読書を「ヒップ(格好いい)」な行為と捉える風潮のこと。ヒップを標榜する弊社としても、全力で応援したいムーブメントである。

アートブックフェアや文学フリマのようなイベントの盛況ぶりは、もはや語るまでもないくらい当たり前のこととして、多くの人に受け入れられている。

一方で個人的に気になっている「ブックカフェ問題」もある。購入前の本をカフェスペースや喫茶エリアに持ち込んで読めるサービスの是非を巡る議論のことだ。個人的にはナシ派。

そんなこんなで、本や読書についてあれこれ考えていたところ、弊社でブックレーベルのようなものを作ったらどうか、という話が持ち上がった。もしかしたら何かが始まるかもしれない。

WEBの雑誌として始まった「フイナム」がおよそ10年経った頃に、雑誌『フイナム・アンプラグド』は創刊された。それから約10年。今度はどんなものができあがるだろうか。

日本全国を騒がせているプログラミング言語「PHP」の脆弱性問題や、相次ぐ個人情報の流出、ハッキングなど、デジタル界隈にはなんだかネガティブなニュースが多い。

古くて新しいものってあるんだなと、改めて感じている。

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