ここのところポッドキャスト、ものすごく流行ってますね。なかでも映像が付いているものはビデオポッドキャストと呼ばれますが、ポッドキャスト先進国のアメリカでは、もはやそれもこれもまとめてポッドキャストと呼ばれているとか。
今や、Netflixもポッドキャストを始めています。この番組とか、映像のクオリティとか手間のかけ方が段違いです。
SpotifyとYoutube、両方にコンテンツを置くのが定石となっているようです。
これはこれでもちろん良いと思うのですが、音声のみのポッドキャストにあった気軽さ、親密さが薄れたのも確か。難しいところです。あ、「カルチャーと街づくりの経済学~カルチャースケーパーズ~」も映像付きです。。
とにかく日々あらゆるポッドキャストを聴いているのですが、あるとき気付いたんですよね、なんか耳が疲れたなって。ぼーっと聴いているようで、本当にぼーっとはできないというか。ためになる系の番組はもちろん、(いい意味で)くだらない内容の番組を聴いていても、どこかインプットのために聴いているような感覚がしてしまって。
そんなときに音楽を聴いてみたら妙に沁みまして。田我流の『藤沢 2021』でした。インストというのも良かったのかもしれません。あとは、鳥や虫の鳴き声、風や雨といった自然の音を一体化させる、高木正勝の『Marginalia』シリーズも愛聴しています。あれ、やっぱり疲れてるのかな。。
気づけば読書にもその傾向が現れていることに気づきました。ここ数年、フィクションはほとんど読んでいなくて、手に取っていたのはノンフィクションというか、いわゆるビジネス関係のタイトルばかり。空想ものに時間を割く余裕はない、とまで思っていました。そんなときに書店で手に取ったのが先日ブログに書いた『イン・ザ・メガチャーチ』と、こちら。

沁みました、これも。帯にもあるようにエモいはエモいんですが、筆致が落ち着いているというか、読んでいても恥ずかしくならないというか。つまりは大人の物語でした。変にご都合主義的なところもないし。『PAST LIVES』とか『BEFORE SUNRISE』とか好きな方は気に入ると思います。
吉田修一作品は映画化されることが多いですが、これも絶対に映像にするべきだと思います。情景描写がものすごく美しいので、撮影は大変そうですが。主演の二人は松下洸平と綾瀬はるかの二人でどうでしょうか。
いい年してこういう情緒的な物語に惹かれるのもどうかと思いますが、いい年になったから惹かれるのではという気もしています。