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BLOG - 金子恵治(L'ECHOPPE コンセプター)

門外不出のアーミッシュハット

私の五年前のブログより転載します。

 

 

初めてアーミッシュを知ったのは、どこかのインターネットのサイトでした。

 

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The American Amish | Pennsylvania, The kid and Girls

 

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http://pin.it/ShBhXZu

 

その印象的なスタイルに魅了されて、アーミッシュについて興味を持ちました。

 

 

アーミッシュとは?

アメリカ合衆国のペンシルバニア州・中西部などやカナダ・オンタリオ州などに居住するドイツ系移民の宗教集団。 移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られている。

 

そのような信仰と生活様式から生まれたスタイルという事を知り、益々興味を持ち、いつの日かこの地を訪れたいと思うようになりました。

 

 

 

それから十数年以上経ちチャンスが訪れました。

 

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私が興味を持っていたメーカーがアーミッシュの居住区であるペンシルバニア州ランカスターが拠点という事を知りました。

 

そこのメーカーの人を通して現地の情報を掘り下げていき、ニューヨーク→ランカスター間の道中に様々な買付けの予定を組みました。

 

そしてランカスター行きを決める重大な情報を得ました。

アーミッシュによるアーミッシュのためのハットメーカー「FLYING CLOUD HATS」の情報を。

 

もちろんホームページもなにもないのでモノを見るには現地に行くしがありません。

構想から一年。ランカスター行きの切符を手にしました。

 

 

スケジュールは、各国のメンズファッションウィークを絡めて行くため、ロンドン→パリ→グラスゴー→ニューヨークを経て、18日目から車でフィラデルフィア→ランカスターという旅程でした。

 

 

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全展示会を終えニューヨークを後にする。

 

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ここからはレンタカーで移動。

 

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まずはニューヨークからフィラデルフィアを目指す。

 

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ロードサイドで食べれるものはアメリカンフード一択…

 

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映画「ロッキー」の舞台となったフィラデルフィア。

 

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ここのドーナツは絶品すぎました。

https://www.federaldonuts.com/

 

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フィラデルフィアのソウルフード、チーズステーキの銘店「JIMS STEAKS」。

Jim’s Steakswww.jimssteaks.com

 

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間違いなく日本人の口に合う味。

 

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フィラデルフィアからランカスターへ向かう道中、雪に降られることも…

 

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寄り道含めて一日半かけてランカスターにたどり着く。

 

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普通の観光ではなかなか来れないアーミッシュのファーマーズマーケットへ。

陶器を扱うように丁寧に陳列された野菜が印象的だった。

アーミッシュの繊細さと拘りを垣間見ることができた。

 

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ペンシルバニア州で一番のバーバーは、スタッフもお客様も抜群にセンスよくカッコいい。

 

Image of Black on White Combs

 

Image of Black on Black Combs

BLACK COMBのTシャツも買い付けました。

 

 

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街から一歩出ると青空と田園風景が広がる。

 

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アーミッシュの移動手段は馬車とキックボード。

私たちからしたら衝撃的な写真ですが、これが日常で当たり前な光景。

 

 

アーミッシュの生活は、想像していた通りだったけれど、実際に目の当たりにするとホント驚きます。

 

原始的な生活様式から学ぶことは多い。

アーミッシュの人口は年々増加してるというが、それも頷けてしまうのでありました。。。

 

 

 

アーミッシュハットの総本山にたどり着く頃には、お腹いっぱいになるぐらいアーミッシュを学び、かなり疲れ果てていましたが、、、

「FLYING CLOUD HATS」の門を叩き、美しいハットの山を見た瞬間に疲れは一気に吹き飛び感動の嵐が吹き荒れました。

 

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神々しささえあるアーミッシュハットの数々…

ショップ裏にあるアトリエでハンドメイドで作られています。 

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太陽の光を吸収するように優しく反射するストローハット。

本来、男性のものであるハットですが、女性向けに小振りなブリムの小さいサイズもご用意しました。

しかしその時は日本に送る手段がなく、とりあえず車に入りきるだけ詰め込んで、ニューヨークに持ち帰ったのでした。

 

。。。

 

あれから5年も経ったんですね。
 
こうした開拓の旅がL’ECHOPPEの原点でした。
 
日本国内であっても、日々の旅での発見からモノが生まれています。
 
個人的には日本であっても海外であってもやることは変わらないのですが、やはり外国での仕入れは格別ですね。
 
近い将来にこうした開拓の旅ができるといいな。
 
アーミッシュハットの発売は5/21からです。

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