どうも、フイナムの柴山です。
この夏は「フイナム×サロモンの夏遊び巡業」のおかげで湯沢、中央アルプス、野沢、栂池といろんな土地を巡ったわけですが、(いろんな意味で)一番印象に残っているのは、間違いなくみなかみ町での一泊二日です。
旅の目的は、去る8月21日(日)に開催された「サロモン藤原湖マラソン」。個人的に4年ぶりのロードレースの出場だったこともあり、数週間前からかなり楽しみにしていたのですが、気持ちが高まるあまりにやらかしてしまったことも…。
それでは、思わぬハプニングから始まったみなかみ町旅行記をお届けします!
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「しばやん、どこいるの?」
出発日の8月20日(土)10時、山本さんからの電話で起床。目に飛び込んできた「東武東上線 小川町」という駅看板。見慣れぬ駅名と車両。一瞬で状況を判断しました。
「すみません、いま起きました…」
本来であれば10時に渋谷駅に集合する予定だったこの日。「一体ここはどこなんだ…。なぜ、ぼくは小川町にいるんだ…」と、前日の記憶を呼び起こします。すると走馬灯のように浮かんでくる、ナイトクラブでの光景、明け方の道玄坂。「これはあれだ、始発の電車で寝過ごしたやつだ…」
一度頭の中を整理し、小川町が埼玉県にあること、川越から近いということを伝え、川越でピックアップしてもらえることに。
待ち時間のエピソードも書くと長くなってしまうので省略しますが、同行した先輩たちにひと言。
あの時は本当にすみませんでした!
みなかみ町に到着。今回の宿は、キャンプ場併設の温泉宿「ホテルサンバード」。客室は居心地の良い和室タイプ、窓からの景色も良好。この日は曇りでしたが、晴れた日はゲレンデの先にある山々も綺麗に見えるはず!
夕食も絶品。地元野菜をふんだんに使った夏料理に、群馬県産の上州牛、そしてキンキンに冷えた瓶ビール。炊き立てのご飯も最高でした。
腹を満たした後は、全11種のなかから選べる貸切露天風呂で締めくくり。みなかみ町に来れて良かったと、心の底から感じたのを覚えています。いま振り返ってみると、この時のぼくは、朝の出来事を完全に忘れていましたね。この原稿を書きながら反省しています、、。
今年からこのレースをサポートしている〈サロモン〉のブースも。
そしてレース当日。会場について思ったのは、とにかく人が多い! それもそのはず、「藤原湖マラソン大会」は今年で第63回目を迎える歴史のある大会。地元民にとっては夏の風物詩的なレースなんだそう。
コースはこんな感じ。スタート地点から藤原ダムまでを行って戻ってくる単純明快なルートです。初っ端とゴール際の高低差が少し心配ですが、「15kmなら行けるでしょ!」 というわけでいざ出発。
スタート1kmを超えたところで上り坂に突入。ペース配分に気をつけつつ、序盤はマイペースに走ることに。街中、林道、トンネルと、次々に変化していく景色を堪能しながら折り返し地点へ向かいます。
折り返し間際で牧野さんに遭遇。走りながら撮ったのでブレブレです(笑)
少ししたら山本さんにも。コースの構成上、必然的に一緒に参加した先輩たちと会えるのがこのレースのいいところ。すれ違いざまに励まし合い、モチベーションを高められます。
折り返したら残り7km。「もう少しだ!」 俄然やる気も高まり、ラストスパートで駆け抜けていきます。
大会のオフィシャルフォトより。
ゴール! あっという間の15km。走っていて感じたのは、地元の人たちの温かさ。沿道や自宅前など、コースの至る所に応援してくれる方がいて、アットホームでいい雰囲気のレースだと常々思いました。
そしてもうひとつ感謝したいのが、ランニングシューズを提供していただいた〈サロモン〉チーム。ぼくが履いたのは「GLIDE MAX」という、極厚のミッドソールが特徴的なモデルです。抜群のクッション性を備えていながら、ぼくのようなファンランナーでも足が持っていかれることもなく、安定して走れる印象。ホワイト×スカイブルーの配色は普段着にも合わせやすく、街履きとしても活躍してくれます。
で、ここからは番外編。レースを終えた時点で10:30。「まだこんな時間か!」ということで、
谷川岳を登ったり、
「ホテルサンバード」に併設されたトレーラーサウナで汗を流したりと、みなかみ町のアウトドアを堪能し尽くしました。
みなかみ町旅行記はこれにて終了。ハプニングあり、温泉あり、レースあり、登山あり、サウナありetc…な一泊二日、紛れもなくこの夏一番の思い出です。