どーも。こんにちは。フイナムランニングクラブ♡部員のくまです。
毎年恒例、フイナムランニングクラブ♡の修学旅行としておなじみ、”The 4100d マウンテントレイルin野沢温泉”。湯沢と同じく、スキー場を舞台にしたレースで、毎年7月の3連休に開催されています。今年は、14km、37km、65kmの3部門に総勢約16名で参加させていただきましたので、6月の湯沢アウトスタンディングに引き続き、参戦レポートです。
レースは日曜日の開催ですが、土曜日に現地入り、前日受付を行い宿へ向かいます。レースの準備を一通り終えて、いざ、前夜祭。
今回お世話になったお宿”白樺”さん併設の”七良兵珈琲”さんにて。翌日65km走らねばならないということをつい忘れてしまいそうになりますね。
さて、このレースは、3つのセクションに分かれていて、1つのセクションを終える毎に、スタート/ゴール地点のオリンピックスポーツパークに戻ってくるという仕組みになっています。拠点に戻ってくるので、背負う着替えや補給などの荷物は最小限でいいというメリットがあると同時に、拠点に戻ったときに、次のセクションに向けて重い腰を上げねばならない、いつでも辞めることができちゃうというメンタルが試される部分も。でもまあ、上記のメリットに加え、制限時間も比較的ゆったりめなレースなので、ミドルレースに初挑戦といった方にはとってもおすすめ。
私自身、3回目の参戦で、1回目は灼熱の2018年。最高気温40℃近くとなり、見事に熱中症に見舞われ、息も絶え絶え14時間43分でゴール。2回目は、2021年で、その珍道中の様子はこちらのみさみさレポートの通り。
わたしの今回の目標はただ一つ、明るいうちにゴールすること。レース当日は、前日までの土砂降り予報が嘘のような晴れに。
- 第一セクション~23km~
スタート後、野沢温泉街の通過も含む舗装路が5kmほど続きます。
その後、絶妙に走れてしまう斜度の林道へ。これまで2度の経験から、この後に続くトレイルパートで渋滞ができると思い、渋滞で休めるから林道は頑張って走ろう、とほぼ全部頑張って走りました。が、まさかの渋滞ができない……(泣)第一セクションのピーク、毛無山(標高1,650m)まで淡々と足を進めます。大体、10kmで1,000mアップ。振り返ってみると、ここが1番汗をかいたような。前日のアルコールのせいかしら。
ピークを超えると、最初のエイドがあり、そこから拠点まではほぼトレイルの下り。大自然のクーラーかのような、めちゃくちゃ涼しいけれどもテクニカルな浮石ゾーンを、足元に気を付けながら下ります。
- 第2セクション~14km~
このセクションのピーク(約1,000m)の手前に、北信濃の三大修験場とされる”小菅神社”があり、その参道がコースになっています。スタート地点が標高600m程度なので、400mのアップと聞くと、そんなにきつくなさそう…と思われるかもしれませんが、神社までひたすら続く石段がなかなか前へ進めさせてくれません。ちなみに、小菅神社の奥社本殿は国の重要文化財で、コース上にある杉は、樹齢300年だそうです。所々に、奇岩群(名前の付いた石たち笑)があって、その中の一つ、”隠れ石”は、上杉謙信が武田軍の追手から身を隠したといわれてるそう。ぜひ探してみてください。そんな余裕があれば、ですが(笑)一般の参拝者・登山者の方々も結構すれ違いますが、途中鎖場もあって、なかなかハード。
このあたりで、65kmの部の2時間半後にスタートした37kmの部(今年は、ゴールデントレイルシリーズでもあります)のトップ選手に抜かれていきます。そんなこんなで、小菅神社に着いたー!と思いきや、その先のトレイルの登りがかなり長くてピークが遠い……。小菅神社手前で、お友達のSalomonアスリート・反中氏に抜かれ、その際「あとちょっとだよ~」なんて、適当な発言をしたことを反省しながら、14kmの第2セクション終了。第2セクションの下りは、斜度はあるけど走れるトレイルといった感じなので、前太ももへの負担注意。
- 第3セクション~28km~
このセクションは、ロード、林道、ゲレンデ、とテクニカルな箇所がほとんどないので、この最後のセクションでどれだけ走れるかがレースを気持ちよく終える鍵になる、とわたしは思っています。
28km(実際はもうちょっとあると思う)と、3つのセクションの中で距離は最長ですが、1番走れるセクションでもあります。2018年は熱中症かつ、途中で冷たいもの(アイスとかき氷とコーラ)を摂取したせいかお腹を下して、ほとんど走ることができず。なのでそれを教訓に、コーラの補給を我慢していましたが、終わりが見えてきたぞ…と思い、第3セクションコース上の巣鷹湖キャンプ場にある自販機で、本日初のコーラを摂取✨✨✨糖分とカフェインで気持ちもリフレッシュ。このレース、所々に自販機や売店があるので、小銭を持っておくことをおすすめします。
”クマ出没注意”の看板に怯え、クマ鈴をガンガン鳴らしながら、早くゴールに帰りたい一心で足を動かします。リザルトを見ると、5時間程でこのセクションを終えていたので、わたしにしては上出来、とっても満足。過去2度の参戦では、このセクションほとんど走れなかったので、今回初めて、走ればあっという間、というものを体感できました。もう一度言います、ここまで足を残すべし、です。
3連休に開催されるレースの利点は、レース後も後泊できることですよね。宿のとっっっっってもおいしい朝食の前に、野沢温泉街で毎週日曜の朝(この週は祝日も)に開催されている朝市へお散歩。コーヒーや、ジュース、野沢菜のおやきなどのお店で食べ歩きをしたり、酒屋さんでお土産を買ったり。ここで買った万能味噌が本当に美味しかった。来年もあるかな。絶対に後泊したほうがいい、というか朝市には絶対に行きたい(切望)。
こうして、あっという間の3日間、毎年恒例修学旅行は終了しました。これだけの人数で出ているので、みんなそれぞれ色々な思い出があるはず。美女とサウナに入るために、レースを途中で投げ出した牧野さんの話などは、ぜひ個別に聞いてみてください。
今年も灼熱の野沢を思いっきり楽しむことができました。フイナムランニングクラブ♡の皆様、大会関係者の皆様、野沢温泉の地域の皆様、本当にありがとうございました。見どころ満載のこのレース、ぜひ一度体験していただけたらと思います。
~完~